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TOPIXベア上場投信【1569】の掲示板 2022/04/29〜2022/12/22

円安狂騒曲に変化の兆し 早ければ年末にも終局か
2022/11/6 日曜日朝 07:00
田辺 裕晶

https://www.sankei.com/article/20221106-2X3O5CUF6BKWNMXMXN6ALRGHZA/

歴史的な円安相場に変化の兆しが見えてきた。外国為替市場では10月に一時1ドル=150円を突破し、下落を見込む投機筋と歯止めをかけたい政府・日本銀行の心理戦が続く。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は2日の会合で今後の政策金利の引き上げ幅縮小を示唆し、市場の関心は利上げがいつ止まるかに移り始めた。日米の金利差拡大で運用に不利な円が売られる状況はまだ続くものの、円安狂騒曲の終局は近い。

■投機筋との心理戦
「われわれは国民にとって損か得かを考える。投機筋が得することを言えば、国民を裏切ることになる」

財務省幹部はこう指摘する。政府・日銀は9月22日に24年ぶりの円買いドル売り介入に踏み切ったが、初日を除き実施の有無を明らかにしない「覆面介入」戦術に切り替えた。投機筋の疑心暗鬼と警戒感を誘い、大規模な円売りを仕掛けられにくくする狙いがある。

ロシアのウクライナ侵攻に端を発した原材料価格の上昇を円安が助長し、国民は食料やエネルギーなど生活必需品の高騰に苦しんでいる。介入情報を伏せることが円安を抑制し、国益にもつながるという認識だ。

実際、外国為替市場では円安進行が一時的に緩んだり、まとまった円買いの動きがあるたび覆面介入の噂が流れたりするなど効果は出ている。10月21日には市場で米国の利上げが鈍化するとの観測から円が買われ始めたとみるや、1日当たりで過去最大規模となる5兆円超の円買い介入を実施。一気に6円程度も円高を進め、逆に投機筋を振り回すような場面もあった。

■流れには逆らえず
ただ、円安ドル高の基本構図は変わらない。インフレ退治に燃えるFRBは2日の会合で通常の3倍ペースとなる0・75%の利上げを4会合連続で決定。日銀は低金利政策を維持しており、日米の金融政策の違いが金利差を生み、運用に不利な円が売られるからだ。

TOPIXベア上場投信【1569】 円安狂騒曲に変化の兆し 早ければ年末にも終局か 2022/11/6 日曜日朝 07:00 田辺 裕晶  https://www.sankei.com/article/20221106-2X3O5CUF6BKWNMXMXN6ALRGHZA/  歴史的な円安相場に変化の兆しが見えてきた。外国為替市場では10月に一時1ドル=150円を突破し、下落を見込む投機筋と歯止めをかけたい政府・日本銀行の心理戦が続く。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は2日の会合で今後の政策金利の引き上げ幅縮小を示唆し、市場の関心は利上げがいつ止まるかに移り始めた。日米の金利差拡大で運用に不利な円が売られる状況はまだ続くものの、円安狂騒曲の終局は近い。  ■投機筋との心理戦 「われわれは国民にとって損か得かを考える。投機筋が得することを言えば、国民を裏切ることになる」  財務省幹部はこう指摘する。政府・日銀は9月22日に24年ぶりの円買いドル売り介入に踏み切ったが、初日を除き実施の有無を明らかにしない「覆面介入」戦術に切り替えた。投機筋の疑心暗鬼と警戒感を誘い、大規模な円売りを仕掛けられにくくする狙いがある。  ロシアのウクライナ侵攻に端を発した原材料価格の上昇を円安が助長し、国民は食料やエネルギーなど生活必需品の高騰に苦しんでいる。介入情報を伏せることが円安を抑制し、国益にもつながるという認識だ。  実際、外国為替市場では円安進行が一時的に緩んだり、まとまった円買いの動きがあるたび覆面介入の噂が流れたりするなど効果は出ている。10月21日には市場で米国の利上げが鈍化するとの観測から円が買われ始めたとみるや、1日当たりで過去最大規模となる5兆円超の円買い介入を実施。一気に6円程度も円高を進め、逆に投機筋を振り回すような場面もあった。  ■流れには逆らえず ただ、円安ドル高の基本構図は変わらない。インフレ退治に燃えるFRBは2日の会合で通常の3倍ペースとなる0・75%の利上げを4会合連続で決定。日銀は低金利政策を維持しており、日米の金融政策の違いが金利差を生み、運用に不利な円が売られるからだ。