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TOPIXベア上場投信【1569】の掲示板 2022/12/23〜2023/10/12

 しかし、判決は「200万円の寄付がオノアクトの処方との間に『対価性』をもたされていたと優に推認できる」と認定。理由として、同社社員が月次の数値目標を具体的に設定した資料を亀井被告に提示し、処方の増加を期待していると伝えていたこと、その資料を亀井被告が元准教授と元講師に示して小野薬品からの研究費獲得に欠かせないことを指摘しながらオノアクト処方量の増大を強く求めたこと、寄付をしない業者との面会を断っていた亀井被告が小野薬品社員とはアポイントメントなしで頻繁に面会していたこと、現実に亀井被告が臨床麻酔部教授に就任した2018年4月以降処方量が急増したことを指摘。

 また、同社社員が亀井被告から「オノアクト全国1位を目指していこうよ。一緒に大きくなっていこうよ」「寄付金が必要だ、頼むよ」「私は結果を出す男だ」などと言われたと証言。弁護側は供述の信用性を争ったが、判決はその供述に不自然な点がないことや、対価性も請託も存在していないならば「大学への寄付」が罪に問われるいわれがないため、「オノアクトの処方増加をちらつかせながら寄付を求められた」事実がないのにあったかのような供述をするメリットがないとして、「社員供述の核心部分の信用性は揺らがない」と指摘した。

「大量廃棄など知るよしもなかった」

 診療報酬請求についての詐欺罪では、元准教授が麻酔記録を改ざんしてオノアクトを患者に投与したかのような作為をした結果、投与された前提で診療報酬が支払われたことが詐欺罪の客観的構成要件を充たすことは弁護側も争わなかった。

しかし、元准教授が手術の担当麻酔医と相談もなくオノアクトの術前溶解をして黙って手術室に置いてくることなど亀井被告にとって予想外であり、使用実績が伸びていることは把握していたが、臨床麻酔部の症例数を前提にするとそれくらいになってもおかしくないと考えており、使わなかった大量のオノアクトが廃棄されていることなど知るよしもなかったとして、亀井被告の故意は否定した。

TOPIXベア上場投信【1569】  しかし、判決は「200万円の寄付がオノアクトの処方との間に『対価性』をもたされていたと優に推認できる」と認定。理由として、同社社員が月次の数値目標を具体的に設定した資料を亀井被告に提示し、処方の増加を期待していると伝えていたこと、その資料を亀井被告が元准教授と元講師に示して小野薬品からの研究費獲得に欠かせないことを指摘しながらオノアクト処方量の増大を強く求めたこと、寄付をしない業者との面会を断っていた亀井被告が小野薬品社員とはアポイントメントなしで頻繁に面会していたこと、現実に亀井被告が臨床麻酔部教授に就任した2018年4月以降処方量が急増したことを指摘。   また、同社社員が亀井被告から「オノアクト全国1位を目指していこうよ。一緒に大きくなっていこうよ」「寄付金が必要だ、頼むよ」「私は結果を出す男だ」などと言われたと証言。弁護側は供述の信用性を争ったが、判決はその供述に不自然な点がないことや、対価性も請託も存在していないならば「大学への寄付」が罪に問われるいわれがないため、「オノアクトの処方増加をちらつかせながら寄付を求められた」事実がないのにあったかのような供述をするメリットがないとして、「社員供述の核心部分の信用性は揺らがない」と指摘した。  「大量廃棄など知るよしもなかった」   診療報酬請求についての詐欺罪では、元准教授が麻酔記録を改ざんしてオノアクトを患者に投与したかのような作為をした結果、投与された前提で診療報酬が支払われたことが詐欺罪の客観的構成要件を充たすことは弁護側も争わなかった。  しかし、元准教授が手術の担当麻酔医と相談もなくオノアクトの術前溶解をして黙って手術室に置いてくることなど亀井被告にとって予想外であり、使用実績が伸びていることは把握していたが、臨床麻酔部の症例数を前提にするとそれくらいになってもおかしくないと考えており、使わなかった大量のオノアクトが廃棄されていることなど知るよしもなかったとして、亀井被告の故意は否定した。