川崎汽船<9107>が急騰。国際通貨基金(IMF)が16日、四半期に1度の経済見通しを公表したことが材料。
17日付の日本経済新聞の記事によれば、IMFは中東情勢の緊張などで原油が15%上昇し、コンテナ輸送費が2.5倍になるリスクシナリオを分析するなど、経済的なリスクに地政学問題を挙げている。前述したシナリオが現実となった場合、世界のインフレ率が0.7ポイント上がり、金融引き締めの長期化で25年に向け経済活動も落ち込む見通しになったとしている。
IMFの分析を受けて、コンテナ輸送のONEを持分法適用会社にもつ同社ほか、日本郵船<9101>、商船三井<9104>に買いが入っている。