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鹿島【1812】の掲示板 2016/06/07〜2017/03/20

【全1420戸の大規模プロジェクト「勝どき ザ・タワー」竣工】
~1.3ヘクタールの市街地再開発事業を10年で完遂~

 鹿島が特定業務代行者となり事業を進めてきた「勝どき五丁目地区第一種市街地再開発事業」(東京都中央区)が既に竣工しています。

 本事業は勝どき五丁目の国有地、都有地、マンション等の民有地、約1.3ヘクタールを再開発し、地下2階、地上53階、1420戸の住戸を擁する大規模タワーマンション「勝どき ザ・タワー」をはじめ、公益施設、住宅、事務所等計3棟の建物を建設したもので、鹿島は特定業務代行者として再開発組合事務局運営から設計、施工、マンション分譲まで一貫して担当しました。

●事業の経緯
 本事業は2006年10月、敷地に隣接する環状2号線が高架方式に決まった事を受け、地元で再開発に向けた勉強会が発足してスタートしました。2007年9月に準備組合が設立され、選定競技により鹿島が事業協力者に選ばれ、2011年1月に鹿島は特定業務代行者となり、同年10月に再開発組合が設立されました。2013年9月に建設工事が本格的に着工、3年余の工事期間を経てこのたび竣工を迎えました。発起から10年で竣工に至った事は市街地再開発事業としては異例の早さと言えます。 
 
 「勝どき ザ・タワー」は、日照やプライバシーの確保など住宅としての基本性能を高める為、各ウイングをずらすと共に長さを変えた「風車型トライスター」形状を採用しました。是により建物幅がコンパクトになり近隣への影響を軽減すると同時に、南向きや眺望の優れる住戸を多く配置できました。また制震構造には世界初の「VDコアフレーム構法」を開発・適用しました。

●VDコアフレーム構法
 3つの建物を連結する部分の内周架構にブレース形式にて制震オイルダンパーを組み込み、3棟の建物全体で地震力を吸収する世界初の構造架構です。トライスター形状を高い安全性で支えると共に、耐震要素を中央部に集約させることで、外周部のスパンの拡大、各棟の先端部の開放的で明るい居住空間を実現しました。
 
 鹿島は、大都市を中心に是からも展開される市街地再開発事業に対し、街づくりの企画・計画段階から再開発組合運営を通じた事業の具体化、実施設計・施工、保留床の取得・販売まで、ゼネコンならではの総合力を活かしつつ、取り組んで参ります。