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(株)エヌアイデイ【2349】の掲示板 2016/06/30〜


――:私もゲーム会社にヒアリングしましたが、既存ユーザーにいかに長く遊んでもらうか、という問題意識が以前よりも強くなってきたように感じます。この背景として、どういったことがあるのでしょうか。

大きなタイトルや長く運営しているタイトルは、それ以前にもプロモーションを十分やっていますから、新規ユーザーを獲得することが徐々に難しくなってきています。スマートフォン普及の成長率も緩やかになっているため、今までのマーケティング手法で、新規ユーザーの獲得をメインに据えても、広告効果(獲得効率)の向上が見込めなくなってきています。

むしろ考え方を変えて、新規で獲得したユーザーにどうやって定着してもらうか、そして、一度離脱したユーザーに再度遊んでもらうためにはどうしたらいいのか、といった問題意識が強くなっています。当社ではリテンション広告を1年半以上前から取り組んでいますが、半年前ほどから、お客様の理解が深まっていたという印象です。


――:運営期間の長さだけでなく、これだけ多くのアプリがリリースされているとユーザーに他のゲームから移ってもらうのも容易ではないですよね。

そうですね。ゲームのクオリティも格段に上がり、新たなタイトルが上位ランキングに入り込むことも難しくなりつつあると思います。当社のリテンション広告もランキング上位の会社に利用していただくことが多いですが、先程申し上げたような狙いがあるようです。

もちろん、新規ユーザー獲得の動きは絶対に消えることはないと思います。しかし、同じコストを投下して、より多くのユーザーが残ってくれるのならば、費用対効果の高い手法として、リテンション広告に注目していただけているようです。