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JT【2914】の掲示板 2017/01/01〜2017/02/22

>>188

全死亡者のなかで、ある特定の死因で亡くなった人の割合がその死因の死亡リスク(r)になります。母集団を喫煙者と非喫煙者に分け、それぞれの死亡リスクをRsとRnとしますと、Rs/Rnが喫煙の相対死亡リスクになります。これをRRとしますとRR-1が喫煙による過剰相対リスクになり、(RR-1)/RRが喫煙者がある死因でなくなった場合、その死因に喫煙が関わった割合になります。喫煙が関わる病気(死因)とはこのRRが1より大きいものをいい、肺がんは約8です。従って喫煙者が肺がんで亡くなった場合、その死に肺がんが関わった割合は7/8、すなわち87%ということになります。これをRRが1より大きい死因ごとに求め、積算した結果、喫煙では毎年13万人、受動喫煙では1万5000人が死んでいるということになります。人は必ず死ぬため全死因の死亡リスクは1で、どうせ死ぬのだからタバコを吸って死にたいという人もいますが、この死亡リスクの増大は寿命とりわけ健康寿命に影響し、医療費の増大(1兆3000億円)のみならず労働力損失(5兆3000億円)でたばこ税収をはるかに上回る損害をもたらしています。なお、特別会計に算入される800億円は(財務)官僚の天下りや政治家の口利きの原資になっていると思います。