ＧＭＯグローバルサイン・ホールディングス(株)【3788】の掲示板 2016/05/12〜2017/01/23

セキュリティー市場、個人認証向け７．５％増、今年度、民間見通し。
2017/01/16 日経産業新聞 7ページ
　ミック経済研究所（東京・港）は個人認証・アクセス管理型セキュリティーソリューション市場に関する調査結果を発表した。２０１５年度は前年度比１０・２％増の５６０億円強、１６年度も同７・５％増の６０７億円強と好調な伸びが続く見込みという。
　同市場は、ウェブシングルサインオンパッケージやＳＳＬサーバー証明書サービス、特権ＩＤ管理パッケージ、ワンタイムパスワードなど、ソフトウエアや機器（ハードトークン）、サービスを活用して本人の認証を行うソリューションや、ネットワークアクセスの際の管理ソリューションなどで構成される。
　ウェブシングルサインオンパッケージは最も規模が大きく、全体の２５・９％を占める。同パッケージは、セキュリティーを特に重視する金融機関や一部の大手企業から利用が始まった。近年は業務システムのウェブ化、企業間連携、大学間連携などを背景に、業種や企業規模を問わず導入ユーザーが広がっている。
　最も高い伸び率を示したのは特権ＩＤ管理パッケージだ。同パッケージはベネッセの特権ユーザーによる個人情報漏洩事件以降、注目度が高まり１５年度に２０・７％増、１６年度に１１・４％増と高い伸びを示した。
　特権ＩＤ管理は現在では内部不正だけでなく、標的型攻撃による情報漏洩対策にも有効な対抗手段として取り扱う代理店が増えている。