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JSR(株)【4185】の掲示板 2015/04/28〜2017/05/23

下記は日経産業新聞の1月25日の記事です。
 
タイヤ原料の合成ゴムで業界再編の機運が生まれている。低燃費タイヤを作るのに使う原料「S―SBR(溶液重合法スチレンブタジエンゴム)」を巡り、国内3位、4位の日本ゼオンと住友化学が今年4月に事業統合する。成長市場をどのように捉え、経営効率をどう高めていくのか。合成ゴムの大手2社トップに今後の戦略を聞いた。(聞き手は古川慶一)
 ――S―SBR事業が好調です。
 「世界的な低燃費タイヤの普及を背景にS―SBRの出荷は増勢だ。年率15%増のペースで出荷量が増えている。他社に先駆けて2011年から工場の新設や生産能力の増強に踏み切っている。16年にはタイ工場の能力を倍増した。18年にはハンガリーに新工場を開設する。需要の高まりに応じて増産体制を先行して整えてきたことが競争力につながっている」
 「今期待するのは中国市場だ。低燃費タイヤの認知度が高まり、その基準を決める『ラベリング制度』も始まった。17年もS―SBRは15%程度の成長を見込む」
 ――ただ、タイヤ原料を含むエラストマー事業全体は低調です。
 「タイヤの国内生産自体が減少傾向にある。競争力を発揮できていない製品もある。長い目で見て国内の石油化学産業が縮小していくのは避けられない」
 ――ABS樹脂で宇部興産、三菱レイヨンとの事業統合を決めました。
 「国内で競うのではなく、いかに国際競争力を高めるかに尽きる。企業や業種の垣根を越えて他社との協力をもっと進めるべきだ。提携の選択肢は3つある。製品か事業か、それとも地域か。一番大きな可能性はコンビナートがある地域での連携だと思う」
 「各社が人とスキルを融通し合い協業できればいい。欠かせないのが、(あらゆるモノがネットにつながる)『IoT』だ。各プラントの保全活動や定期修理の効率化など様々なことができる」
 ――米国のトランプ大統領就任で影響はありますか。
 「メキシコで自動車用タイヤに使う合成ゴムの中間材料で新工場を18年に稼働させる予定だ。今のところ変更はない」

引用終わり
この記事の通り、エラストマー事業の営業利益は、4-6月が9.03億円、7-9月が8.62億円、と低収益でした。
でも、10-12月は29.74億円と急増しています。
通期純利益予想は既に超えましたし、通期は上方修正必至ですね。