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小野薬品工業(株)【4528】の掲示板 2016/11/26〜2016/11/30

>>591

五郎さん
こんにちは。

>日本で2017年2月から、メルクのファーストラインへの適応が始まります。
>しかし、このファーストライン適応は、少ないと思います。

>1、 現在の標準治療で外科手術が第一選択になっている。
>2、 外科医や放射線科医の仕事が減るようなことへの抵抗
>3、 事前検査が簡単ではない。
(PD-L1高発現(TPS≧50%)と判定されEGFRまたはALK遺伝子変異陰性条件)
この検査は患者への負担が大きい。肺に針を刺してがん組織を採取するため
「体力のない患者に負担を強いる」(呼吸器外科医)という現場の声は大きい。
>4、事前テストを実施しても、適応可能者率は18%辺りと低い。

私もそう思います。薬の適用に事前審査では、患者もつらいです。

ところで、BMS社の6月4日開示資料(小野薬品は6月8日)に、チェックメイト012試験の最新データの発表がありました。ファーストラインの非小細胞肺がんへのオプジーボ、ヤーボイ併用療法の臨床報告です。

PD-L1発現レベルが50%以上では、奏効率が最大92%に達したとのこと。1%以上は奏効率57%、1%未満は30%です。
また、オプジーボ単剤では、PD-L1発現レベル50%以上は奏効率50%、1%以上は28%、1%未満は14%とあります。
これらから、オプジーボ単剤はファーストライン非小細胞肺がんに対しても充分効果があると思います。

BMS社は、12月5日の世界肺がん会議において、「012試験」のプレゼンを行う予定です。前回から6か月経過しどのような発表があるのか期待しています。