ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)ニチリン【5184】の掲示板 2015/04/29〜2017/02/21

>>559

赤字だった平成23年12月期から平成27年12月期までの純利益(と一株利益)の推移。そして2016年12月期の予想。

〇純利益(カッコ内は一株利益)
 平成23年12月期 ▲0.10億円(▲1.13円)
 平成24年12月期 7.29億円(81.79円)
 平成25年12月期 21.30億円(210.81円)
 平成26年12月期 26.09億円(236.31円)
 平成27年12月期32.22億円(301.00円)
 平成28年12月期(予想)32.00億円(289.88円)

 僅かに赤字だった平成23年12月期と平成27年12月期を比較すると売上高で1.52倍。経常利益で10.1倍。純利益ではマイナスからの大きなプラスとなっている企業です。

 売上が1.52倍でも在庫などが増えておらず、素晴らしバランス・シートになっています。

 総資産が125.25億円増加したのに負債総額は14.5億円減少。そして有利子負債も20.9億円減少している。
 
 しかも現・預金は80.6億円増加。投資有価証券は0.5置く円の減少である。

 すぐ現金に換わる受取手形及び売掛金+電子記録債権も13.8億円増加している。在庫も売上高が1.52倍増えたので9.3億円増加しているが、短納期で生産できるためか売り上げの増加に比べて増加額が少ないと感じられる。自動化の精化でしょうね。これは良いことです。

 1450円で計算した時価総額が160.1億円となったニチリンですが。総資産から全部の負債を引いても240.5億円も余裕があります。

総資産422.6億円―全ての負債182.1億円=240.5億円

 その内訳は書ききれないので次ので書きますが現・預金112.7億円+投資有価証券26.2億円=138.9億円。

 この現金性資産だけでニチリン株をすべて買い取るのに必要な金額(=時価総額)160.1億円の86.7%にあたります。すぐ現金に換わる受取手形及び売掛金+電子記録債権83.6億円持っているのも評価できます。

 バランス・シートの4年間での変化は書ききれないので続きで書きます。

  • >>562

     4年間のバランス・シートの主要科目の変化。

     資産状況はどうかについても、業績を大きく伸ばし始めた平成23年12月期のバランス・シートの主要科目と平成28年12月期の第2四半期つまり平成28年6月末のバランス・シートの主要科目を比較してみます。

    <平成23年12月末>

    (資産の部)資産合計 297.4億円
     現・預金32.1億円
     投資有価証券26.3億円
     受取手形及び売掛金69.8億円
     在庫47.0億円
     土地35.8億円
     建物等25.8億円
     設備等28.8億円
     (負債の部)全ての負債196.6億円
     うち有利子負債54.3億円

    <平成28年6月末>

    (資産の部)資産合計 422.6億円 (125.2億円増加)
     現・預金112.7億円(80.6億円増加)
     投資有価証券26.2億円(0.1減少)
     受取手形及び売掛金+電子記録債権83.6億円(13.8億円増加)
     在庫56.3億円(9.3億円増加)
     土地36.3億円(0.5億円増加)
     建物等39.6億円(8.4億円増加)
     設備等36.4億円(7.6億円増加)
    (負債の部)全ての負債182.1億円(14.5億円減少)
     うち有利子負債33.4億円(20.9億円減少)

     総資産が125.25億円増加したのに負債総額は14.5億円減少。そして有利子負債も20.9億円減少している。しかも現・預金は80.6億円増加。投資有価証券は0.5置く円の減少である。すぐ現金に換わる受取手形及び売掛金+電子記録債権も13.8億円増加している。在庫も売上高が1.52倍増えたので9.3億円増加しているが、短納期で生産できるためか売り上げの増加に比べて増加額が少ないと感じられる。