(株)ノザワ【5237】の掲示板 2015/04/29〜2019/05/13

>>262

訴訟損失引当金なんか積んでないですよ。賞与引当金しかないですよ。

建設労働者がアスベストを含んだ建材を、例えば丸鋸などで切り刻んだりして、粉じんを吸い込むと中皮腫になります。
アスベストを含む建材の出荷が禁止されたのは、２００４年から２００６年にかけてと、ごく最近のことです。
これに対して、アスベストを吸い込んでから中皮腫が発症するまでに、２０年～４０年と非常に長い年月が掛かります。
つまり、アスベストの被害者は、これからも増え続けるのです。
ttp://eritokyo.jp/independent/etc/prtr/murayama-asbestos.pdf

このような状況の中で、建材メーカーに損害賠償を認める判例が確立したら、どうなるか？
自ずと結論はわかると思います。だから「爆弾」なのです。
特に、ノザワは会社の規模が小さいのにアスベストのシェアは高かったですから、マーケットシェア・ライアビリティ理論で狙い撃ちされると、厳しいです。純資産１３２億円、年間の税引き益２１億円しかない会社です。
マーケットシェア・ライアビリティ理論が出てきた経緯については、後日書きたいと思いますが、「被害者救済」という錦の御旗の前に裁判所も法解釈の面で妥協をせざるを得ないのです。

尚、アスベストの問題は、２０２０年～４０年に掛けて、アスベストを大量に含んだ建物が「解体される」時期を迎えることも問題視されているます。脅かす訳ではないですが、被害者は解体作業員だけでなく隣に住んでいる「あなた」にも及ぶ可能性があるのです。