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SECカーボン(株)【5304】の掲示板 2015/04/29〜2018/05/17

電炉製鉄用の「黒鉛電極メーカー」はいずれ再編される?
ちょうど1年前の日経新聞電子版にこんな記事を見つけました。

東海カーボン、再編宣言は突然に   <2016年3月4日 日本経済新聞 電子版>
・・・2016年2月12日、東海カーボンは新中期経営計画を発表したが、その席で長坂一社長が再編宣言をぶち上げたのだ。「能力削減を目的とした業界再編に打って出ざるを得ない」
 能力削減が必要とされるのは「黒鉛電極」という部材だ。製鉄所の電炉に大電流を通すために使われる消耗品。見た目はダイヤモンドと全く異なるが、同じ炭素からなる仲間に属する。国内では昭和電工と東海カーボンが大手2社で生産能力で拮抗しており、次いでやや規模の小さい日本カーボンとSECカーボンの4社で市場を分け合っている。
 その黒鉛電極が振るわない。東海カーボンの2016年12月期の連結営業利益は14億円と前期比7割弱減る見通し。連結売上高のおよそ3割を占める黒鉛電極の販売が大きく落ち込むためだ。不振の理由は3つある。1つは製鉄需要そのものが落ち込んでいること。2つ目は安価な中国製の席巻だ。そして3つ目の要因は皮肉なことに、黒鉛電極の品質向上で消耗ペースが落ち、買い替え需要が起きにくくなっていることだ。世界規模で見ても需要は生産能力の7割程度とされ、大幅な供給過剰が続く。構造改革は待ったなしの状況だ。<中略>・・・
長坂社長は「一企業の努力だけではどうしようもないところもある」と、公の場で業界再編の必要性を訴えたのだ。「海外の黒鉛電極メーカーは既に米国が1社でドイツも1社に集約されている。日本だけで4社は多すぎる」と持論を展開した。ただ、「事業規模から言っても、当然うちがリーダーシップを取っていきたい」と言った割には、具体的方向性について「この場では明らかにできない」と歯切れが悪い。・・・      <2016/3/4 日本経済新聞・電子版より>

「黒鉛電極」が主力製品であるSECカーボンは小さな会社なので、
いずれどこかの大手メーカー(昭和電工や東海カーボンなど)に合併、又は吸収される可能性もあるということなのか。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO97956020S6A300C1000000/