住友金属鉱山(株)【5713】の掲示板 2016/04/04〜2016/09/26

〔ＮＹ金〕３日ぶり反落＝２カ月ぶり安値（３０日）

　【ニューヨーク時事】３０日のニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金塊先物相場は、ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感や米国の早期利上げ観測を背景に、３営業日ぶりに反落した。１２月物の清算値は前日比１０．６０ドル安の１オンス＝１３１６．５０ドルと、中心限月の清算値ベースで６月２３日以来約２カ月ぶりの安値を付けた。
　米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のイエレン議長やフィッシャー副議長らが先週末、早期利上げに前向きな発言を相次ぎ行ったことで、市場では９月にも利上げが実施されるのではないかとの警戒感がくすぶっており、金利を生まない資産である金相場は前日の清算値確定後から軟調に推移。さらに、同副議長はこの日もブルームバーグテレビのインタビューで、労働市場は「完全雇用に近づいている」と強調したことから、金相場は極めて神経質な商いとなり、一段と下げ足を速める展開となった。
　米民間有力会社コンファレンスボードが午前に発表した８月の消費者景気信頼感指数は１０１．１と、前月の９６．７（改定値）から大幅上昇。市場予想（ロイター通信社調べ）の９７．０も上回ったが、これに対する市場の反応は限定的だった。市場は今週末に発表される米雇用統計に注目している。
　金塊現物相場は午後１時４８分現在、１２．０３０ドル安の１３１２．６９０ドル。

(2016年08月31日 05:40)