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住友金属鉱山(株)【5713】の掲示板 2016/09/27〜2017/03/31

〔NY金〕続落、10カ月ぶり安値=月間では8%安(30日)

 【ニューヨーク時事】30日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル高・ユーロ安の進行やリスク投資意欲の高まりなどを背景に続落した。中心限月2月物の清算値は前日比16.90ドル安の1オンス=1173.90ドルと、2月5日以来約10カ月ぶりの安値を付けた。月間ベースでは約8%安。
 この日は堅調な米経済指標や米長期金利の上昇などを受けて、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金に割高感が生じたことから、相場に下押し圧力がかかった。米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が朝方に発表した11月の雇用報告は非農業部門の民間就業者数は季節調整済みで21万6000人増となり、市場予想(ロイター通信調べ)の16万5000人増を上回った。11月のシカゴ地域の景況指数(シカゴPMI)も57.6と、前月の50.6から上昇し、市場予想の52.2も上回った。これを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が一段と利上げに動きやすくなるとの見方が広がり、外為市場ではドル買いが優勢となった。
 また、この日は石油輸出国機構(OPEC)が約8年ぶりに減産で合意。原油相場が急反発し、インフレ懸念が台頭したこともドル買いを後押しした。さらに、原油急上昇で投資家のリスク投資意欲が高まったことから、安全資産とされる金の需要は減退した。
 金塊現物相場は午後1時58分現在、12.990ドル安の1175.195ドル。

(2016年12月01日 07:43)