(株)ゲームカード・ジョイコホールディングス【6249】の掲示板 2015/04/28〜2022/11/04

業績予想の精査
今回の業績予想を精査してみる。
売上　　　　218億　→　200億（-9.17％）
営業利益 1.7億 → 20億（+1176％＝11.76倍）
親会社　※　▲0.6億 →　 10億　　　　※親会社株主に帰属する当期純利益

218億の売り上げに対し、216.3億（99.2％）の経費がかかる予想だったにもかかわらず、修正後は　200億の売り上げに対し　180億（90％）の経費を見込む。
218億の売り上げに対する営業費用216.3億を180億に減らす。36.3億の減少。
もちろん売上減少に対する費用の自然減はある。

今回のリストラ（希望退職募集）で、人件費減を目指すにしても　退職日は4月30日に設定してあるから、今期の決算にはほぼ影響なし。

通常、リストラ発表はこういう具合。
～2016年11月・ニコンの例～
ニコンは８日、半導体製造装置事業などの不振を理由に、来年３月末までに希望退職を募集して国内で計約千人を削減すると正式発表。希望退職に加えて配置転換も実施、半導体装置事業で約千人、映像事業で約３５０人、本社部門で約２００人減らす。
　通期（２０１７年３月期）連結決算の最終損益が従来の３００億円の黒字から６０億円の赤字になる見通しも公表。人員削減を含む構造改革に踏み切り、業績回復を急ぐ。

簡単に言うと、決算の赤字が予想されるから、千人規模のリストラを実施するということ。
しかし、日本ゲームカードの決算予想は赤字ではない。
利益はしっかり出るという。
　
リストラを発表すると、株価は大きく下がるもの。
そのリスクを負ってでも、発表したかったのは、
－要因の　リストラ　　　と、
+要因の　決算予想の上方修正
の2つを組み合わせておきたかったからではないか？？

さらに、問題がある。
80人規模のリストラを実施すれば、当然のように売り上げはかなりの減少が見込まれる。
古い資料ではあるが、平均収入は40.4歳で621万。
621万×80＝4.96億　　ほぼ5億。

この5億を生み出すために、80人のリストラをするとは到底思えない。
リストラによる会社のダメージ、社員の混乱は計り知れない。
営業経費を36.3億減らせる予想をしている会社ならば、5億は小さな金額にすぎない。
なにか予想を超えるようなものがあるのだろうか。。。