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(株)テクノメディカ【6678】の掲示板 2015/04/28〜

経営者不正における危機管理
『内部統制は、経営者による無視によって機能しなくなる』
内部統制は、経営者が株主から委託された経営を誠実に遂行する意思の表われともいうことができる。
このことを裏を返してみれば、内部統制は経営者の不誠実な行動に対しては有効に機能することが出来ないことになる。内部統制は経営者が構築するものであるためである。

粉飾決算
通常、社会問題に発展するような粉飾決算は経営者の指示によって行われる。
なぜなら、従業員にはそのような粉飾を行う直接的メリットがなく、経営責任を負っている経営者にこそ、そのメリットがあるからである。
経営不正(日本型)の特徴
損失を開示したくない→ 「原因を作ったのはオレじゃない」
「公表すると大変なことになる(隠すのが会社のため)」
「大丈夫、ばれるはずがない」「敢えて事を荒立てる必要はない」「隠せとは言ってない。いま公表しないだけだ」
「他でもやっている」等々の自己正当化

経営者不正における危機管理は、「全貌を把握されたくない者たち」「全貌を知りたくない者たち」をいかに牽制し、押さえ込むかという観点が不可欠になる。
→「おかしい」という声が上がらなければ危機管理は始められない
→社内論理による評価(たいしたことはない、騒ぐ方がおかしい)
経営不正・組織的不正において、誰が危機管理の初期段階からの主導的な役割を担うべきか
危機管理の初期段階から経営層に「物言う人」が不可欠(危機管理のプロセスチェック)

経営者不正 創業家やオーナーの暴走
・「隠されていた不祥事が次第に明らかになり、危機が拡大していく」
 経営者次第で粉飾を許容する企業風土が形成される。
「会社のため」にやったはずの粉飾が会社を解体に追い込んでいく事態になっていく。