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NEC【6701】の掲示板 〜2015/04/27

>>120571


◆2014/01/01(水) 日経産業新聞 11ページ

2014年に本格生産が始まる、NECの宇宙事業の虎の子がある。超高性能人工衛星だ。従来の大型衛星の性能をコンパクトに凝縮し、納期が早く、価格も安い。宇宙ビジネスの拡大を目指す日本の目玉商品でもある。

NECの宇宙事業の主力である府中事業場で新工場の建設が進む。新棟が稼働するのは14年6月。衛星生産能力は従来の最大4機から同8機へと倍増する。

量産するのは観測衛星システム「NEXTAR(ネクスター)」だ。500キログラムほどと衛星としては小型に分類されるが、その性能は宇宙ビジネス界の常識を覆す可能性を秘める。

宇宙空間から、地上を走行する自動車の車種が分かるほどで、50センチメートル四方のものを識別できる。ナンバーまでは見えないが、山中で遭難した人を探す場合などにも使えそう。同じ精度の観測衛星は他にもあるが、2~3トンの大きさを要する。

小型で高性能の衛星を実現できた理由は2つある。一つはデータ処理に使うコンピューター。もう一つはカメラやセンサーとコンピューターをつなぐ配線。これらを標準化し、衛星の中を徹底的にシンプルにした。

NECの新技術は宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同開発で、03年ごろに研究を開始。中心となった高橋忠幸JAXA教授は「革命を目指した」と話す。試行錯誤を経て、コンピューターを手のひら大に凝縮、配線を高機能化した。

画像圧縮などのデータ処理能力は従来の20倍。高機能カメラを載せれば、高精細な4K画像の提供も可能だ。NEC東芝スペースシステムの檜原弘樹シニアエキスパートは「見たいところを見られる世界がくる」と胸を張る。

新システムの量産価格は40億~50億円。従来なら100億円以上の資金が必要だった。小型のロケットでも運べるから、200億円以上かかっていた全体の打ち上げコストも100億円以下に抑えられる。

コンピューターなどの標準化で得られたメリットがもう一つある。納期を大幅に短縮できたことだ。人工衛星の開発は小さいものでも4~5年かかるのが一般的。基礎がすでにできているネクスターなら、半分くらいで完成する見通しだ。

新興国に需要
宇宙といえば先進国だったが状況は変化している。東南アジアや中東などで国土観測、防災などのために宇宙を利用する動きが活発化。新興国の民需が有力な販売先となった。

NECは衛星の単品売りに加え、運用サービスとの一体提供も進める。顧客となる国の技術者育成にも積極的。同社で宇宙事業にかかわってきた近藤邦夫執行役員は「新興国への技術移転は事業パートナーの育成につながる」と話す。

12年の世界の衛星産業市場は2千億ドル(約20兆円)弱。5年前に比べ5割以上も増加した。全地球測位システム(GPS)などを中心に、14年も市場は拡大する見通し。成長市場にどう飛び立つか。NECとネクスターの挑戦が始まる。

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  • >>120572


    ◆2014/01/01(水) 日経産業新聞 4ページ

    NECはロシア最大手の携帯電話事業者のモバイルテレシステムズに基地局同士をつなぐ通信システムを提供する。ロシア特有のセ氏マイナス30度以下の厳しい気候環境でも、動画など遅延なく大容量のデータ通信ができるようになる。初年度は1千台の納品を目指す。

    システムの名称は「アイパソリンクEX」。小型の通信装置とシステムがセットになり、無線通信で基地局同士をつなぐ。通信装置は少ないスペースに置けるため、屋外のアンテナ設備にも簡単な工事で設置できる。電波の波をずらして何重にも重ね、真っすぐ送信する機能を持つ。電波は過酷な気象条件にも耐えることができ、大容量のデータ通信に向く。

    モバイルテレシステムズは7100万人の加入者を抱える。スマートフォン(スマホ)の普及に伴い、高速データ通信「LTE」などの対応が急務になっている。ロシアでは大きな山谷などがあり、基地局を光ケーブルでつなげられない環境も多い。無線でつなぐシステムの導入が課題となっている。


    今の株価は、漸くヒボナッチ数の0.382戻しのところ。
    MAX 4/25 295、MIN 6/27 201円
    1/3 232
    0.382 237
    0.5 248
    0.618 259
    2/3 264

    半値戻しの248円突破が当面の目標。
    今年中に300円の大台替わりを期待しているが、その間に売却するかも知れない。

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