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サンケン電気(株)【6707】の掲示板 2016/02/24〜2018/01/25

IoT時代の電源“Power IoT”を提唱
――研究開発部門として特に重点を置いているアプリケーションはどのようなものですか。
中道氏 1つは、EV/HEVの普及でパワー半導体需要が伸び、サンケン電気としての売り上げ比率が高まっている自動車。その中でも、海外の自動車市場に一層の浸透を図っていく方針で、海外市場の要求に対応できる技術、製品の開発を進めていく。
 また、産業機器や白物家電など向けのモーター、各種電源も引き続き注力していくアプリケーションだ。特に、IoT(モノのインターネット)の加速で、今後、電源も大きく様変わりすることが予想される。IoT時代の次世代電源「Power IoT」を提案していく。

――「Power IoT」について詳しくお聞かせください。
中道氏 IoTの流れの中で、電源そのものを、インターネット、通信とつなげることにより、効率や堅ろう性を高める動きが出てくると予想している。そこでサンケン電気として打ち出しているのが“PowerIoT”という概念だ。端的に言えば、通信に接続され、通信経由で監視/制御が行える電源のことだ。
ただこうした、通信につながる“Power IoT”を実現するには多様な技術が必要になる。パワー半導体素子、パッケージング/モジュール技術はもとより、通信に対応したデジタル制御MCU、電源/電力制御トポロジーが不可欠だ。また、電力の見える化を実現するには、センシング技術が必要になる。