アルプスアルパイン(株)【6770】の掲示板 2016/12/11〜2017/02/28

>>478

　電子部品大手の受注が持ち直している。村田製作所やＴＤＫなど大手６社の2016年10～12月期の受注総額は前年同期比約３％増となり、５四半期ぶりにプラスに転じた。中国メーカーのスマートフォン（スマホ）向けや自動車用が伸びたほか、為替相場の円安も受注の伸びにつながった。

　京セラ、日本電産、アルプス電気、日東電工を含む６社の受注額（一部は受注額に金額が近い売上高）を日本経済新聞が独自集計した。受注総額は約１兆4200億円。直前の16年７～９月期を約500億円上回り、四半期ベースで過去最高だった15年７～９月期（約１兆4600億円）に次ぐ高水準となった。

　米アップルの「ｉＰｈｏｎｅ」の減産や中国経済の成長鈍化の影響を受け、電子部品の受注は落ち込みが続いていた。16年10～12月期はアップルからの受注の減少が小幅にとどまったとみられるほか、華為技術（ファーウェイ）やＯＰＰＯ（オッポ）など中国のスマホメーカーからの受注が伸びた。自動車向けも下支えしたとみられる。

　10～12月期の平均為替レートは１ドル109円。７～９月期から７円強の円安に振れたことも円ベースでの受注額の伸びにつながった。メーカー別ではＴＤＫが前年同期比17％増、アルプス電気が10％増となり、ほかの４社はほぼ横ばいだったとみられる。
by 日経電子版/2017/01/24