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日東電工(株)【6988】の掲示板 〜2015/04/27

 米スリーエム(3M)や日東電工など医療機器メーカー大手が痛みの少ない注射技術を相次ぎ実用化する。微細な針(マイクロニードル)を皮膚に貼る方式などによって痛みをほとんど感じることなく薬を体内に届けられる。患者の高齢化が進むなかで、投薬のしやすさへの要求が一段と高まるとみられ開発が加速しそうだ。

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  • >>24142

     全世界で注射剤市場は2012年以降に年率14%のペースで伸び、17年に4兆3000億円になるとの試算がある。痛みの少ない貼る形式の注射が発売されれば同市場での代替が進む。注射以外の投与が難しかったワクチンなどにも活用されていく見通しで、幼児などが摂取しやすくなる。

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  • >>24142

     3Mは現在米国で創薬ベンチャーと組み、マイクロニードルを使って閉経後の女性の骨粗しょう症治療のための薬を開発中だ。すでに同様の治療薬はあるが投与方法が皮下注射のため強い痛みを伴うなど患者の負担が大きかった。

     同社のマイクロニードルは小さな針のため痛みを伴わず、5分ほど肌に貼っておくと薬を体内に入れられる。米国で臨床試験(治験)を始めており数年内の実用化を目指す。日本の製薬会社にもマイクロニードルの採用を働き掛ける考え。

     日東電工は針の代わりに電波を使って皮膚から薬を投与する医療機器を開発、20年の発売を目指す。複数の製薬企業と糖尿病治療に使うインスリンやバイオ医薬品の一種である抗体医薬などを皮膚から投与する研究を日米で始めた。

     電波を使い皮膚に熱を加えて1平方センチメートル当たりに約200カ所の微小な穴を開ける。そこに薬の成分を含ませたシートを貼る。痛みや熱さはほとんどないという。日東電工は患者が自宅で使える機器として普及を狙う。

     第一三共とテルモもマイクロニードルを使ったワクチンを16年度にも発売する予定。富士フイルムやニチバンなども研究を進めている。

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