ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)ブイ・テクノロジー【7717】の掲示板 2016/09/19〜2016/10/03

今回のホンハイ・シャープによる設備投資のニュースに関連する以前にもテンバーガーさんにより紹介されていた記事の紹介です。

液晶部材、投資額9分の1、ブイ・テクノロジーの製造装置、有機ELにも対応。
2016/07/05 日経産業新聞 6ページ

 テレビやスマートフォンの液晶パネル装置製造のブイ・テクノロジーは高精細のパネルを安くつくる装置を開発した。多くの電気を通す「多結晶シリコン」のパネルを従来に比べ9分の1の投資で生産できる。シャープと鴻海(ホンハイ)精密工業が運営する工場に1号を納めた。有機ELパネルでも使え、大型投資を計画する中国や韓国のメーカーへの納入も目指す。
 ブイ・テクノロジーが開発した装置は、テレビ内部のバックライトの光を通したり遮ったりする薄膜トランジスタ(TFT)の回路をつくる。原子がふぞろいの非結晶シリコンで形作られた回路を、装置を使って、規則正しく並んだ多結晶シリコンに加工する。多結晶になると電気が通りやすくなり、映像がなめらかになる。
 多結晶シリコンはすでに使われているが、コストが高い課題があった。同社の装置は狙った場所だけレーザーで瞬間加熱し、原子の並びを変えられる。レーザーを通す微小レンズ装置と、基板を精密に動かす制御技術を組み合わせた。
 装置は1台35億円。テレビやパネルのメーカーは、非結晶シリコンを活用する生産ラインに追加して使える。回路デザインをガラス基板に転写する露光装置などをそのまま使い、多結晶シリコンのラインに変えられる。従来の多結晶シリコン用の生産ラインは、TFTの構造が異なることからライン一式を再構築する必要があったが、メーカーは新型装置を買えば投資額が9分の1で済む。
 レーザーを多数のレンズを通して照射する仕組みのため、メーカーは最も大きな第10世代のガラス基板にも使いやすい。投資効率をにらんでシャープと鴻海は、共同運営している液晶テレビの生産会社、堺ディスプレイプロダクトに試験機を導入し、5月に試作パネルを製造した。
 (中略) 今回の新装置では19年3月期に年80億~100億円規模の売上高を目指す。

この記事からもわかるように、今回の設備投資の受注先は、ブイテクノロジーがど本命でしょう。ドイツ銀行問題の目処がつき、月曜は相場全体も持ちなおすでしょうから、ブイテクの株価も楽しみです。