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(株)ブイ・テクノロジー【7717】の掲示板 2015/10/02〜2016/05/06

「有機EL関連株」浮上の兆し、テーマ物色“新主役”へ <株探トップ特集>

4月13日(水)20時00分配信 株探ニュース

 13日の東京株式市場では日経平均が急騰し、フシ目の1万6000円大台を大きく回復。円高の逆風で勢いを失っていた相場に、にわかに活力が戻ってきた。そのなか、新たな物色テーマ探しの動きも見え始めている。急浮上の兆しにあるのが有機EL関連だ。

 有機ELとは「有機エレクトロルミネッセンス」の略で、特定の有機物に電圧をかけると、有機物が光る現象を指すが、スマートフォン向けで活躍の機が熟してきた。有機ELを使ったディスプレーは自ら発光することにより、液晶では必須アイテムであったバックライトが不要になり、スペースに余裕が生まれることで一段の薄型化も可能となる。低消費電力でなおかつ動画の応答速度も液晶と比べてケタ違いに速いほか、残像がなく鮮明な画質も特長となっている。

iPhone採用で景色が一変

「有機ELパネルの市場は現状の1兆6000億円規模でそのうちの8割強がスマートフォン向けと推測されている」(業界関係者)が、現時点では韓国サムスンが自社製品向けに独占的に生産している状況にある。そうしたなか、米アップルがiPhoneに有機ELパネルを採用する方針にあることが伝わり業界は色めき立った。

 来年にも有機ELディスプレーを使ったiPhoneが日の目を見る公算が大きく、同分野に経営資源を集める関連企業にとっては業績飛躍のシナリオが描ける局面にある。iPhoneは現在、スマートフォンの世界販売の20%近くを占めており、そのインパクトは絶大であることはいうまでもない。「スマホ用有機ELパネルは、枚数ベースで2018年には昨年比倍増の5億枚程度まで急増する」(同)との見方があり、新たな成長市場として脚光を浴びそうだ。

 また、有機ELの量産では韓国サムスンのほかテレビ向け中心の韓国LGが双璧となっているものの、有機EL材料の開発力という点で日本企業の技術力が世界の先頭を走るのは紛れもない事実。一頭地を抜く日本メーカーの実力が、今後のビジネスチャンスに生かされる可能性は高い。