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フューチャーベンチャーキャピタル(株)【8462】の掲示板 2017/01/22〜2017/01/27

2016.01.17 SUN 18:00
合成クモ糸のバイオヴェンチャー・Spiberがみせる「素材革命」

2015年、ザ・ノース・フェースとともに合成クモ糸を使ったジャケットを発表した日本発のバイオヴェンチャー・Spiber。果たして彼らは、クモ糸によって何を目指しているのか。合成繊維が変えていくのは、衣服だけに留まらないかもしれない。

冬物のパーカーの多くは、ナイロンやあや織り、もしくは蝋引きコットンでつくられている。しかし上の写真のパーカーは、合成されたクモの糸でつくられている。

「Moon Parka」と名づけれらたこの製品は、ザ・ノース・フェースの特別仕様のジャケットだ。輝かしい外見をもつジャケットの素材は、日本企業・Spiber(スパイバー)によって開発された合成クモ糸。2016年中の発売が予定されている。

Spiberのウェブサイトによると、同社はコスト削減のための取り組みを続けているという。そうした取り組みは、Moon Parkaを含めた合成シルク製品を市場に出すためには不可欠なのだろう。Spiberの素材が既存の生地に対してどんな優位性をもつのかも公表されておらず、ザ・ノース・フェースもこのジャケットの価格をまだ設定していない。つまり、解決すべき問題がまだまだたくさんあるということだ。たとえこの黄金色のジャケットが16年に市場に出たとしても、合成クモ糸をそこら中で見かけるようになる、といった期待はしないほうがいいだろう。

ttp://wired.jp/2016/01/17/spiber/