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野村ホールディングス(株)【8604】の掲示板 〜2015/04/28


 18日の短期金融市場で、国庫短期証券(TB)の業者間利回りは上昇した。日銀が午前に実施したTB買い入れオペ(公開市場操作)の落札利回り格差は最低がプラス0.003%、平均がプラス0.004%と、市場実勢よりも高い金利(安い価格)での売却となった。午後のTB流通市場では、残存3カ月程度のTBが0.06%程度で取引されたようだ。17日に入札を実施した新発3カ月物TBの447回債は0.060%と、最高落札利回りより高い利回りで取引があった。

 市場では「3カ月物のTBを中心に、徐々に証券会社に在庫が増えている」(国内証券)との声があった。現金担保付き債券貸借(レポ)市場で、債券の銘柄を指定しないゼネラル(GC)取引金利が0.1%前後で高止まりしていることも、TBの売却要因になっているもよう。海外投資家の買い注文が減る一方、TB利回りの上昇で国内投資家の買いが入るようになってきたとの声があった。

 日本証券業協会がまとめた東京レポ・レートで、翌営業日に始まる翌日物(トムネ)金利は前日より0.002%高い0.101%だった。

 東京金融取引所の円金利先物相場は小幅安。中心限月の12月物は前日の清算値より0.005安い99.805で取引を終えた。期近の6月物は小幅高になる一方、12月物は下落するなど方向感に欠けた。全国銀行協会が発表した海外円の東京銀行間取引金利(TIBOR)3カ月物は前日比横ばいの0.21200%だった。

 円―円スワップ金利は長期で横ばいに転じた。ブローカー経由の金利気配は2年物が前日比横ばいの0.14125~0.24125%、5年物は同0.00125%高い0.27000~0.37000%、10年物は同横ばいの0.73000~0.83000%で推移している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕