エリアリンク(株)【8914】の掲示板 2015/07/25〜2015/07/30

この会社の事業は、ストレージ運用流動化と不動産再生流動化の２本立てですが、中計を包括した決算説明書からその特徴をまとめてみた。

１．過去からの推移：
１－１．有利子負債比率の改善による自己資本比率の改善：
◎有利子負債比率：１１４％（２００９・１２）→１７％（２０１５・３）
◎自己資本比率　：４９％（２０１０・１２）→７２％（２０１５・３）
１－２．国内ストレージ市場シェア拡大：
◎２０１３：１１．７％→２０１４：１２．５％→２０１５予：１３．７％
　→長期期目標：５０％
２．中期戦略：
２－１．ストレージ事業の拡大及び運用利益率の向上：
◎２０１８年までに国内３５拠点（オフィス・営業所）開設
◎損益分岐点の低いストレージ自己投資店の比率を２０１８・１２期までに５０％まで高める（現在：３０％）
２－２．株主価値重視経営を基本とする：
◎２０１５・１２期から３年間は配当性向を５０％とする。
◎（増配＋自社株買い）余力を２０１９・１２期に４倍にする（対２０１５・１２期比）→安定的な株主還元を実施する。
◎不動産再生事業の利益の２０～３０％を株主還元する。
２－３．２０２４年目標：
◎売上高　：４００億円
◎経常利益：１００億円
３．今季の業績拡大：
◎第一四半期のストレージ事業の売上高拡大：２．１４倍（対２０１４・１Ｑ比）
◎第一四半期の経常利益率の向上：１１．３％（２０１４・１Ｑ）→１５．４％（２０１５・１Ｑ）
◎２０１５・１２期の売上高上方修正（計画外の不動産売上高除く）：
１２３億円（２月）→１３４億円（４月）→１４７億円（７月）
４．株価関連：
◎過去２年間株価変動率低い。
◎２４日の出来高急増：浮動株の６．２倍
◎２３日以前のＰＥＲ：約２０倍
◎日証金貸し株急増：０→６１．４万株（貸借比率：∞→３．３）

　さて、上記を考慮して株価は今後どのように変動していくか興味深い。
２９日のアナリスト向け決算説明会、３０日のアナリスト向けスモールミーティング以降に株価大きく動いてくると予測する。