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ヤマトホールディングス(株)【9064】の掲示板 2015/08/30〜2016/10/25

もしかしたら、近いうちに「宅急便運賃下げ止まり、上昇へ転化」なんて記事を目にするかもしれないが、
それも事実と異なっているので注意が必要。

現状認識に欠けた業務指示によって、今や整理しようのないほど内部は混乱しているが、
今回は、契約運賃の値上げと適正サイズの計上。
これに絡んで、直近の業績に関わる現状と原因を数回に分けてお知らせする。

基礎知識として、サイズとは縦・横・高さの和のこと。
例えばこれが、30・40・25(㎝)のみかん箱程度の箱なら100サイズとなるが、これを重ねて2個縛りで1個の荷物とすると、
体積は倍になるが、サイズとしては高さが加わるだけなので120サイズとなる。
個人が出す荷物にたまにこういうのがあるが、単価が高いので損傷の心配が無ければ受けているのが現状。まあそれはよいとして、
あくまでヤマトでは、荷物1つにつき伝票1枚で運賃が発生するというのが利益の源泉。
まずこれを頭に入れてほしい。

  • >>866

    宅急便センターでは、毎日大量に出される契約荷主の荷物に、この様な2個・3個縛り(大型化)というのが増えている。
    もとの契約運賃が1個500円なら本来2個で1000円となるはずが、複数個を紐で縛って1個の荷物とし、その分値上げして1個600円なり700円に契約内容を変更、或いは新規獲得する事例があとを絶たない。
    つまり、
    1個いくらと言う名目運賃は上がるが、実質運賃は下がっているということなのだ。
    他社より実質運賃が安くなるので、こんな荷物がどんどん集まることになる。
    実質運賃は低下し、荷物は大型化。
    大きな荷物の運送には多くの車両が必要となるのは当然だが、小型荷物と違い、積込み・荷下ろしの時間を取られるので生産性が低下し、労力面でも不効率化が加速することになる。
    また、ヤマト茶飯事の荷物損傷でも発生すれば、丸ごと弁償になりかねない。
    この運送費増とは後からじわじわ効いてくる。
    なぜこんなことが起こるのか。次回はこれを。