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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2016/12/07〜2016/12/08
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>>2094
◆もんじゅ事故現場
マイルストーン原子炉1号機は凝縮装置を通した配管が原子炉内部に通されていましたが、塩水を原子炉内に送り込んだことがありました。
すると15秒も経たないうちに炉心の塩化物濃度が15ppm(ppm)に達し、中性子モニター装置にひびが入って動作不能に陥りました。
その結果その場所にいた技術者たちは原子炉が現在どのような状態にあるのか、まったく把握することができなくなってしまったのです。
さらなる孤高の頂へ 2016年12月8日 16:26
>>2092
◆原子炉
なぜ東京電力本社のエンジニアは、原子炉を冷却するために塩水を使う事に、それほど反対したのでしょうか? 海辺で暮らしたり、外洋を航行する船に乗った経験をお持ちの方なら誰でも知っているように、塩水は鋼材を腐食させます。すなわちサビを作ります。
原子炉容器は鋼材でできています、そして高温状態の原子炉用核燃料や原子炉を塩水につければ、別の巨大災害へとつながる可能性があります。
これは『粒界応力腐食割れ(IGSCC)』と呼ばれる現象が発生するためです。
化学的組成について、塩がナトリウムと塩化物の化合物であることはご存じだと思います。
このうち、粒子活動がきわめて活発で著しく鋼を腐食させるのは塩化物イオンです。
1972年当時、私は新米の原子力エンジニアでしたが、コネチカット州のマイルストーン原子力発電所の原子炉1号機を担当させられました。
この原子炉は福島第一原発と同じ沸騰水型原子炉です