投稿一覧に戻る ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2015/09/25〜2015/09/28 45 マリオ 2015年9月25日 08:48 ***なぜ通信費が高いと批判を受けるのか***その2 一方、総務省・旧郵政省は、2001年にNTTドコモが先陣を切ってサービスを開始 した第3世代携帯電話(3G)や、現行のLTEを中心とした第4世代携帯電話(4G) の導入にあたって、既存事業者にだけ周波数を割り当て、競争が乏しくなることを 容認し続けてきた。 さらに、4Gの周波数の割り当てでは、世界で常識になっている電波オークションを 行わず、無料で4社均等に割り当てたうえに、その1社のイー・アクセスグループを ソフトバンクが買収することを容認し、その際に料金規制を科すなどの競争維持・ 促進策を講じることもしなかった。 料金の高止まりは、新規参入促進策がMVNO事業者へのネットワーク開放や SIMロックの解除など、間接的・技術的な手法に限定されてきたことのツケなのである。 携帯電話事業は、総務省から希少資源である周波数の割り当てを受けないと ビジネスを始められない。一般の産業と異なり、参入障壁の非常に高いビジネスだ。 お蔭で、大手の携帯事業者3社はそろって、日本企業の収益ランキングのトップテンに 名前を連ねている。 向こう10年から15年を展望した場合、携帯電話料金の高止まりが続く事態を 打破するには、2020年頃のサービス開始が見込まれる第5世代携帯電話(5G)の 周波数の割り当てで、例えば既存事業者をすべて排除して、他の業態からの 新規参入を促すぐらいの競争・新規参入促進策が必要だろう。 そんなに待てない、もっと早く効果を上げたいというなら、副作用の小さくない 料金規制の復活や、売買の対象ではなかったはずなのに、企業買収によって ソフトバンクが労せず手に入れた4G用周波数を返納させて新規参入希望者に 割り当て直すか、売却を促すといった荒療治も考えられる。 投資の参考になりましたか? はい2 いいえ6 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
***なぜ通信費が高いと批判を受けるのか***その2
一方、総務省・旧郵政省は、2001年にNTTドコモが先陣を切ってサービスを開始
した第3世代携帯電話(3G)や、現行のLTEを中心とした第4世代携帯電話(4G)
の導入にあたって、既存事業者にだけ周波数を割り当て、競争が乏しくなることを
容認し続けてきた。
さらに、4Gの周波数の割り当てでは、世界で常識になっている電波オークションを
行わず、無料で4社均等に割り当てたうえに、その1社のイー・アクセスグループを
ソフトバンクが買収することを容認し、その際に料金規制を科すなどの競争維持・
促進策を講じることもしなかった。
料金の高止まりは、新規参入促進策がMVNO事業者へのネットワーク開放や
SIMロックの解除など、間接的・技術的な手法に限定されてきたことのツケなのである。
携帯電話事業は、総務省から希少資源である周波数の割り当てを受けないと
ビジネスを始められない。一般の産業と異なり、参入障壁の非常に高いビジネスだ。
お蔭で、大手の携帯事業者3社はそろって、日本企業の収益ランキングのトップテンに
名前を連ねている。
向こう10年から15年を展望した場合、携帯電話料金の高止まりが続く事態を
打破するには、2020年頃のサービス開始が見込まれる第5世代携帯電話(5G)の
周波数の割り当てで、例えば既存事業者をすべて排除して、他の業態からの
新規参入を促すぐらいの競争・新規参入促進策が必要だろう。
そんなに待てない、もっと早く効果を上げたいというなら、副作用の小さくない
料金規制の復活や、売買の対象ではなかったはずなのに、企業買収によって
ソフトバンクが労せず手に入れた4G用周波数を返納させて新規参入希望者に
割り当て直すか、売却を促すといった荒療治も考えられる。
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