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めでぃしのば応援の掲示板

166神経因性疼痛も
副次項目でやっとるよ
MSの痛みに対しても166(^∇^)

こんな投稿見つけました

6割ぐらいの
MSの患者さんが感じる疼痛やしびれは一般の患者さんの感
じる疼痛やしびれよりもより強く、日常生活の障害となる。NMOの疼痛やしびれはさらに強いことが多いと多くの神経内科医師が感じています。
一方、疼痛やしびれを過不足なく評価することは医師にとって困難なものです。疼痛やしびれは主観的なものです。医療者は疼痛やしびれがどうして起こっているかわからない場合、患者さんへの共感を示せなくなることがあります。
例えば、画像等で認識可能な病変部位と疼痛の関連が解剖学的に説明できない場合です。理解できないことから生じる患者さんへの非共感もよって十分な薬物治療がされないという状況が生じることがあります。また、患者さんの訴えに従って薬剤を加えていっても実際の症状は緩和されず、覚醒度の低下、精神症状、
吐き気、めまい、便秘等の副作用がより問題になることもあります。
残念ながら、私も含めて疼痛やしびれに関して十分な教育を受けている神経内科医はそう多くありません。

MSやNMOでコントロール困難な疼痛に両側下肢に生じる疼痛があります。その疼痛は時には体幹や上肢にも及ぶことがあります。燃えるような、針で突き刺すような、あるいはしめつけられるようなしつこい痛みでしばしば日常生活を制限します。この疼痛は通常の鎮痛剤はほぼ無効です。夜間に増悪したり、運動や仕事によって強くなったりします。また、疼痛の強さは温度や湿度によっても変動します。外気温とは無関係に下肢が暖かいとか冷たくてつらいと訴える人もいます。刺激によってその刺激に不釣り合いな強い痛みを訴える人もいます。こういった疼痛はおそらくNMO
の方に特に多いのは脊髄病変に関連した症状だからです。より強い向精神薬やオピオイド(癌疼
痛の時に使用される麻薬)を使用することもあります。
しかし、薬物療法を精一杯しても患者さんの疼痛、しびれは十分に改善しないことも少なくありません。国立精神神経センターでNMO の発症に関係のあるサイトカイン(IL-6)の働きをブロックすると再発抑制だけでなく、疼痛にも効果のあったということは難治性疼痛が精神的なものとされることへの大きな警鐘でもあります。