ここから本文です
投稿一覧に戻る

アスカネットを応援する全国の仲間達の掲示板

SAWさん、いつも情報ありがとうございます。
内容を確認してみました。

今年の2月24日の特許の空中結像パネルの関連のようですね。
以前は図で示された入射角が浅く書かれていたのを見て正面視型かと勘違いしていたようです。
見直してみると通常のAIPと同じ働きをするように見えますね。
この方式だと従来のAIP(2面直交リフレクター)に比べてゴーストが少なく、構造が簡単なので安価製造できるとあります。
2月の特許と原理的には同じようですが、具体的な構造、製造法よりの内容になっているということでしょうか。(+バリエーション)

理解した内容で解説してみます。
まず下のような棒状の透明なブロックを多数(例えば100個~10万個)樹脂成形等で製造し、並べてパネルにするようです。

             反対側の垂直面は透明
      /───────────────
     /    天井面      ←鏡面加工
    /
   ┌───────────────
   │     垂直面       ←鏡面加工
   │
   │/\/\/\/\/\/\/\/
   / / / / / / / / ←鏡面加工
  /\/\/\/\/\/\/\/\
 │    ギザギザ         ←透明(不透明でも可)
 └────────────────

ブロックのギザギザ、垂直面(ギザギザ側のみ)、天井面は金属蒸着によって鏡面とされています。
ギザギザと垂直面がコーナーキューブとなり再帰性反射体として機能します。

90°向きを変えます。
(数字は反射回数のカウント)


          ●(空中結像)


            4
             4
             4
       天井面    4
      ┌────┐  4 ┌────┐
   垂直面│鏡鏡鏡鏡│   4│鏡鏡鏡鏡│
      │鏡  0│   3│鏡   │
 ギザギザ │鏡 0 1  3 │鏡   │
  ┌───┤鏡 0 │12──┤鏡   │┌──
  │鏡鏡鏡│鏡0  ││鏡鏡鏡│鏡   ││鏡鏡
  ├───┘ 0  │├───┘    │├──
  │    0   ││        ││
  └────0───┘└────────┘└──
      0
      0

     ●(実体)

最後に溝になる部分(ギザギザ上部)を透明樹脂で充填して平面のパネルが完成する感じです。

樹脂製AIPの量産は様々な方法でチャレンジしているようなので、この方法も候補の一つなのでしょうね。
とにかく今は朗報が届くのを待つばかりです。