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ファイサーブ社が算出しS&P社が発表する指標で、全米主要10都市の一戸建て住宅の再販価格の変化を調査したものです。
米国内での住宅価格動向を見る上で一般的な指数と言われています。

米国の個人消費動向に大きな影響を与えると考えられ注目されています。

掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  • 2022-01-25 23:00
    指標結果
    【指標】11月米住宅価格指数(前月比)+1.1%、予想 +1.0%ほか

    11月米ケース・シラー住宅価格指数(前年比)+18.3%、予想 +18.0%

    ※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。

    11月米住宅価格指数(前月比)〔予想 +1.0%〕 (前回発表値 +1.1%)
    11月米ケース・シラー住宅価格指数(前年比)〔予想 +18.0%〕 (前回発表値 +18.4%)

  • 2022-01-25 22:45
    指標予定
    【指標発表予定】23:00 11月米ケース・シラー住宅価格指数など

    ○23:00 11月米ケース・シラー住宅価格指数

    前回値  前年比18.4%
    予想   前年比18.0%
    重要度  中

    ○23:00 11月米住宅価格指数

    前回値  前月比1.1%
    予想   前月比1.0%
    重要度  低

    ※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。

  • 2022-01-25 15:40
    指標結果
    米11月S&Pケースシラー住宅価格指数、予想は前年比+17.95%=23:00予定

    米国の11月S&Pケースシラー住宅価格指数が日本時間23:00に発表される。
    予想は前月比+0.95%、前年比+17.95%。10月は前月比+0.92%、前年比+18.41%。

  • 米住宅価格指数、10月は前年比19.1%増 2カ月連続で伸び鈍化
    12/30(木) 16:10配信

    米国の住宅価格の水準を示すS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が10月に再び2桁の伸びを記録した

    (CNN) 米国の住宅価格の水準を示すS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が10月に再び2桁の伸びを記録したことがわかった。

    10月の住宅価格は前年比19.1%増となり、調整済みで19.7%増だった9月をわずかに下回ったほか、2カ月連続で伸びが鈍化した。それでも、10月の住宅価格の伸びは過去34年間で4番目の高さで、トップ3は10月の前の3カ月(7月、8月、9月)だった。

    S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのマネジング・ディレクター、クレイグ・ラザラ氏は、米国の住宅価格は都市レベルではまだ大幅に上昇していると指摘する。

    ケース・シラーが追跡する米国20都市すべてにおいて、今年10月までの1年間に住宅価格が上昇した。フェニックス、タンパ、マイアミの3都市は前年比の伸びが過去最高を記録し、フェニックスが前年比32.3%増、タンパが同28.1%増、マイアミが同25.7%増だった。

    価格の伸びは南部と南東部で最も大きかったが、全ての地域で前年比2桁の伸びを記録し続けた。

    ラザラ氏は「我々がすでに指摘したとおり、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を受け、一般家庭の居住地の好みが変化していることもあり、米国の住宅価格の伸びはさらに加速している」とし、「この住宅需要の急増が、今後数年の住宅購入の加速を示唆しているのか、あるいはより長期的な変化を反映しているのかを見極めるにはさらなるデータが必要だ」と指摘した。

  • 2021-12-28 23:01
    指標結果
    【指標】10月米住宅価格指数(前月比)+1.1%、予想 +0.9%ほか

    10月米ケース・シラー住宅価格指数(前年比)+18.4%、予想 +18.5%

    ※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。

    10月米住宅価格指数(前月比)〔予想 +0.9%〕 (前回発表値 +0.9%)
    10月米ケース・シラー住宅価格指数(前年比)〔予想 +18.5%〕 (前回発表値 +19.1%)

  • 2021-09-28 22:01
    指標結果
    【指標】7月米住宅価格指数(前月比)+1.4%、予想 +1.5%

    7月米ケース・シラー住宅価格指数(前年比) +20.0%、予想 +20.0%

    ※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。

    7月米住宅価格指数(前月比)〔予想 +1.5%〕 (前回発表値 +1.6%)
    7月米ケース・シラー住宅価格指数(前年比)〔予想 +20.0%〕 (前回発表値 +19.1%)

  • 2021-08-31 22:01
    指標結果
    【指標】6月米住宅価格指数(前月比)+1.6%、予想 +1.9%

    6月米ケース・シラー住宅価格指数(前年比) +19.1%、予想 +18.5%
    4−6月期米住宅価格指数 4.9%、前回 +3.5%

    ※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。

    6月米住宅価格指数(前月比)〔予想 +1.9%〕 (前回発表値 +1.7%)
    6月米ケース・シラー住宅価格指数(前年比)〔予想 +18.5%〕 (前回発表値 +17.0%)
    4−6月期米住宅価格指数〔予想 -〕 (前回発表値 +3.5%)

  • 2021-08-31 21:45
    指標予定
    【指標発表予定】22:00 6月米ケース・シラー住宅価格指数など

    ○22:00 6月米ケース・シラー住宅価格指数

    前回値   前年比17.0%
    予想    前年比18.5%
    重要度   中

    ○22:00 6月米住宅価格指数

    前回値  前月比1.7%
    予想   前月比1.9%
    重要度  低

    ○22:00 4−6月期米住宅価格指数

    前回値  前期比3.5%
    予想   なし
    重要度  低

    ※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。

  • 2021-08-31 21:45
    指標結果
    米6月S&Pケースシラー住宅価格指数、予想は前年比+18.60%=22:00予定

    米国の6月S&Pケースシラー住宅価格指数が日本時間22:00に発表される。
    予想は前月比+1.80%、前年比+18.60%。5月は前月比+1.81%、前年比+16.99%。

  • 米国債利回りはじわり上昇か、ジャクソンホールのメッセージ中立でも
    8/25(水) 22:52配信

    (ブルームバーグ): 今週のジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がバランスの取れた論調を示しても、米国債利回りが上昇を続けるとみられる兆候が増えている。

    短期金利の動向と当局による長期債購入ペースを巡る観測の両方から影響を受ける5年物の利回りは、今月の低水準から約20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。イールドカーブの他の部分に対する5年物の2月からのアンダーパフォーマンスが続いている。

    ジャクソンホール会合ではパウエル議長が、最終的に金融緩和を縮小させる道筋についての手掛かりを示すと見込まれているが、議長がタカ派に傾く可能性を市場はほぼ排除しているようだ。パドライク・ガービー氏らINGのストラテジストによれば、2年債および10年債と5年債の動きの差は、「未実現の」利回り上昇余力があることを示唆する。

    ガービー氏は「よりバランスの取れたポジショニングに伴い、市場金利がより高い水準を試し始める余地がある」とし、利回り上昇は「恐る恐るではあるかもしれないが、最も抵抗の少ない軌道のように思われる」と述べた。

    また、ジェフリーズ・インターナショナルのストラテジスト、モヒト・クマール氏によれば、モメンタムとボラティリティー、キャリーに基づくアルゴリズムは米国債のロングポジションを解消してきている。つまり、パウエル議長が債券購入縮小をいつ開始するかについて明確なシグナルを送ることを避けたとしても米国債の下落は続く可能性がある。

    米5年債をショートにしていると言うクマール氏は、「ジャクソンホールのボラティリティーイベントに向けてロングポジションの一部巻き戻しを予想してきた」と述べた。

    原題:Treasury Yields Seen Inching Up Even With Balanced Fed Message(抜粋)

    (c)2021 Bloomberg L.P.

  •  SMBC日興証券では、10年米国債利回りが1.7742%(21/3/30)で当面のピークを打ち、一時1.1258%(21/8/4)まで軟化したと指摘している。この低下は、1月以降の急上昇した動きに対する反動の側面が強いとみている。一方、0.5019%(20/8/6)から1.7742%(21/3/30)への上げの50%押しの水準まで低下しており、「早すぎた金利上昇」の修正は十分に進んだとみている。デルタ株拡大による今後の景気への影響が懸念される一方、米国の雇用回復基調と物価上昇圧力は継続するとみられ、金利が低下を続ける可能性は低いと考えている。1.37%処のフシを上回るなら底入れの可能性が高まり、1.58%処まで反発する可能性がありうるとみている。

  • ジャクソンホール警戒のヘッジはクレジットが割安-コラノビッチ氏
    8/24(火) 22:11配信

    (ブルームバーグ): 米連邦準備制度のジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)を週内に控え、米金融当局の政策動向によるボラティリティーに備えるならば、株式ではなくクレジット市場でヘッジするのが割安だと、JPモルガン・チェースが指摘した。

    米国の高格付け債と高利回り債のスプレッドは7月半ば以降に拡大が続き、月末までボラティリティーは高まる見込みだとマルコ・コラノビッチ氏らストラテジストが23日のリポートで予想。新型コロナウイルスのデルタ変異株の世界的影響とジャクソンホール会合で示されるかもしれない米当局の政策変更を市場が消化する間は、不安定な状態が続くとみている。

    「米金融当局がテーパリング(債券購入縮小)を進める間、市場は持ちこたえる公算が大きいが、関連のリスクをヘッジするならば、株式よりもクレジットまたはクレジットのボラティリティーを検討するべきだ。クレジットの値上がり余地は株式より限定的だし、インプライドボラティーは株式より低い」とコラノビッチ氏らはリポートで分析した。

    市場はテーパリングのスケジュールに関するヒントを求めて当局を注視している。週末にかけてのジャクソンホール会合後には、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合が視界に入る。

    新型コロナのような予測不可能な要素は投資家を神経質にし、さまざまなヘッジのコストは高くなっている。一般的なのは株式のボラティリティー指数(VIX)を使ったヘッジだが、VIX上昇を見込む3カ月物の取引のコストは低下を見込む取引に対して2018年序盤以来の割高な水準となっている。このためクレジット市場が選択肢に上る。

    コラノビッチ氏らは「スプレッドについてポジティブだが、デルタ変異株のリスクとジャクソンホールが理由で目先の波乱を予想している」という。

    原題:JPMorgan’s Kolanovic Sees Credit as Good Way to Hedge Fed(抜粋)

    (c)2021 Bloomberg L.P.

  • 米国債入札に注目、10年債では海外投資家の需要が過去最高
    8/24(火) 18:31配信

    (ブルームバーグ): 今月の米10年国債入札は大成功に終わり、海外投資家の購入が過去最高を記録した。今週の2-7年債入札でも同じ状況になるかトレーダーらは注視するだろう。

    23日に公表された11日の入札結果の内訳によると、外国の公的機関を含む海外投資家への割り当ては、410億ドル(約4兆5000億円)のうち154億ドルと過去最高。38%という割合はここ10年余りで最大だった。

    今月の10年債入札は、1.34%という落札利回りの低さもトレーダーらを驚かせた。落札利回りは直前の既発債利回りを3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り下回り、2012年7月以来の大きな価格プレミアムだった。

    何が突然の高需要を引き起こしたのかについてはさまざまな説がある。一つは、財務省短期証券(Tビル)の残高減少で外国の中央銀行が外貨準備をより長期の米国債に移そうとしたというもの。

    もう一つは、中国の外貨準備高が7月に15年以来の規模に膨らんだため中国当局が米国債を購入したという説。連邦準備制度のレポファシリティーの微調整も一因との説もある。

    今週は24日に600億ドルの2年債、25日に610億ドルの5年債、26日には620億ドルの7年債の入札が予定され、それらの需要パターンからさらなる手掛かりが得られるかもしれない。

    原題:Treasury Sales Under Scrutiny as Foreign Demand Rises to Record(抜粋)

    (c)2021 Bloomberg L.P.

  • 米債券市場、次の方向探りエネルギー蓄積か-ジャクソンホール待ち
    8/16(月) 16:05配信

    (ブルームバーグ): 米国債市場は、トレーダーらが次の動きについてここ数カ月ほど確信を持てない中、ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシテティー連銀主催のシンポジウムを前にエネルギーが蓄積された状態のようだ。

    先週、10年物米国債利回りは1週間前とほぼ変わらずで終了。10年債入札が旺盛な需要を集め、8月の米ミシガン大学消費者マインド指数は約10年ぶりの低水準となった一方で、7月の消費者物価指数(CPI)は引き続き高水準が続いた。JPモルガン・チェースの顧客データは、米国債に対するニュートラル姿勢が2月以来の高水準にあることを示し、今の状況を端的に総括している。

    トレーダーらが現在注視しているのはジャクソンホールで26-28日に開かれる年次シンポジウムで、過去に重要な発表が行われてきた経緯がある会合だ。新型コロナウイルスの感染再拡大で状況は複雑化しつつあるものの、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が予想されている資産購入のテーパリング(段階的縮小)についてその時期と輪郭を示す場となる可能性がここ数カ月、市場では指摘されてきた。

    スタイフェル・ニコラウスのストラテジスト、クリス・アーレンス氏は「ジャクソンホールでは政策措置が示唆された前例があるため、今年の会合でもある種の明確さが提供されると思いたい」とした上で、「デルタ変異株など新型コロナの状況が、パウエル議長が米連邦公開市場委員会(FOMC)の方針を示唆する時期の決定に関係してくると見られる。感染者数増加の傾向が続いていれば、議長はその状況に即してメッセージの輪郭を調整する必要が出てくるだろう」と指摘した。顧客は望んでいるよりも多くの現金を保有している状態にあり資金を活用するだろうが、一方向ではないだろうとも同氏は述べた。

    米10年物国債利回りは、予想を上回る強さとなった7月の雇用統計を受けて半年ぶり低水準から上昇してきたものの、1.3%前後に落ち着きつつあるようだ。13日には、同日発表の米ミシガン大学消費者マインド指数が2011年以来の低水準となったことで国債相場は上昇した。

    バンク・オブ・アメリカ(BofA)は「ジャクソン・ホールド」と題した13日の調査リポートで、米国債相場はジャクソンホールでのシンポジウムにかけて上昇し、同イベントの2週間後には結局ほぼ変わらずとなっている傾向があると指摘。「今年も同様の展開となっても驚かない。パウエル議長はパンデミック(世界的大流行)後の米経済の回復について説明するとともに、FOMCがテーパリング協議を継続することを認めるだろうが、その開始を示唆するには至らないだろう」と分析した。

    今週は18日にFOMC議事要旨(7月27、28日開催分)が公表される。

    原題:Bond Market Like a Coiled Spring Before Long-Awaited Fed Confab(抜粋)

    (c)2021 Bloomberg L.P.

  • 米国債市場の流動性低下、ジャクソンホール控えた市場の動き増幅要因
    8/18(水) 13:47配信

    (ブルームバーグ): 米ワイオミング州ジャクソンホールでのカンザスシティー連銀主催シンポジウムを来週に控え、資産購入のテーパリング(段階的縮小)のスケジュールにトレーダーらが神経をとがらせているのに合わせるように、米国債市場の流動性は低下している。

    JPモルガン・チェースのデータによると、大きく価格を動かさずに取引することを可能にする市場の「深み」を示す指標は約5カ月ぶり低水準に落ち込んだ。

    10年物米国債利回りは1.25%前後で推移している。予想より強い7月雇用統計結果を受けて4日の1.13%からは幾分上昇しているものの新型コロナウイルス感染再拡大を受けた成長懸念が重しとなっている

    ジェイ・バリー氏らJPモルガンのストラテジストはリポートで「米国債市場の深みはここ数週間、縮小が続いており現在は3月前半以来の低さだ」と指摘し、「一つ一つの取引が米国債市場に与える影響は過去1年に見られた範囲の上限に近づいている」と分析した。

    現状は、多くのトレーダーが夏季休暇を取る8月としては一般的なものだが、流動性低下が起こる頻度が増していることは数年前から指摘されている。低下が急激な場合も時々ある。

    JPモルガンが取引データから算出する流動性の指標は2020年3月に08年以来の水準に急低下した。米連邦準備制度は当時、米国債と住宅ローン担保証券(MBS)を購入することで対応。ピークでは1日の合計購入額が1000億ドルを超えることもあった。現在の流動性逼迫(ひっぱく)レベルは昨年の深刻度からはほど遠いが、利回りの動きから何かを読み取ろうとする投資家にとって流動性の監視は引き続き重要だ。

    原題:Treasury Market Liquidity Sours as Traders Gird for Taper Clues(抜粋)

    (c)2021 Bloomberg L.P.

  • テールリスクに備えるトレーダー、米利上げなし想定のポジション急増
    8/13(金) 18:15配信

    (ブルームバーグ): 世界的な景気回復を巡る楽観を背景に米国債利回りは上昇しているが、ユーロドルオプション市場では米連邦準備制度が全く利上げをしないと見込むポジションが積み上がってきた。

    トレーダーらは今週、2025年3月の3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)が0.5%未満と見込むユーロドル・コールオプションを買い急いだ。事実上の米ゼロ金利がそれまで維持された場合に利益が出るポジションだ。ユーロドル先物市場は現在、LIBORが25年1-3月(第1四半期)までに約1.47%に上昇するとの予想を織り込んでいる。

    米利上げが全くない極端なシナリオが実現するテールリスクに備えるヘッジ目的のこのポジションは、過去1週間に積み上がった。ロンドンとシカゴの事情に詳しいトレーダーによると、12日の取引では11万枚以上のオプションが買われた。暫定建玉データによれば、未決済ポジションは15万3000枚超と、1週間前の約2万2000枚から膨れ上がっている。

    米金融当局が25年末まで記録的な低金利を維持するシナリオは恐らく、世界経済が新型コロナ禍から回復できず主要中央銀行が超緩和的な政策を継続している状況を意味する。

    トレーダーは既に、ユーロドルのヘッジに約650万ドル(約7億1700万円)を投じている。原資産である先物は25年3月限だが、オプションは今から7カ月後の22年3月に満期を迎える。

    過去数日にはLIBORがマイナスになることを見込むオプションも買われた。トレーダーらが世界の景気回復の大幅な遅れに備えていることを示すもう一つの指標だ。

    原題:Traders Pile Into Tail-Risk Bets That Fed Won’t Hike at All(抜粋)

    (c)2021 Bloomberg L.P.

  • 米長期金利が反転上昇中、日本の長期金利もゼロ%がボトムに

    久保田博幸

     8月6日に発表された7月の米雇用統計では、非農業雇用者数が前月比94.3万人増となった。6月の93.8万人に続く伸びとなり、予想の87万人増も上回った。ただし、予想のレンジとしては35万~160万人増と幅広く、100万人を超す予想もあった。失業率は5.4%とと、前月の5.9%から低下し、2020年3月以来1年4か月ぶりの低水準となった。

     この雇用統計を受けて、FRBがテーパリングに動きやすくなるとの見方から6日の米債は売られた。10年債利回りは1.30%と前日の1.22%から上昇した。米10年債利回りが1.30%台で引けたのは7月15日以来。

     FRBのクラリダ副議長は4日の講演で、米経済は回復期から拡大期に入ったと指摘し、米経済が金融当局の予想通りに推移した場合、当局は債券購入のテーパリングについて年内に発表し、2023年には利上げを開始するとの見通しを示した。

     7月の米雇用統計の内容は、米経済が金融当局の予想通りに推移していると認識されたとみられる。

     米10年債利回りは4日のクラリダ副議長の発言をきっかけにやや動揺を示していた。

     4日に発表されたADP全米雇用リポートで、非農業雇用者数が予想を大幅に下回ったことを受け、米10年債利回りは一時1.12%まで低下した。前日の米10年債利回りは1.18%であったことで、0.06%もの低下であった。雇用統計ではなくADP全米雇用リポートでこれだけの反応を示すことは考えづらく、仕掛け的な動きであった可能性がある。つまり、買い方が仕掛けてきたと言えよう。米10年債利回りは1.2%が節目ともみられ、そこを大きく割り込ませて、ショートカバーを誘おうとしたのではなかろうか。実際にショートカバーも巻き込まれたような動きとなった。

     しかし、ここから米10年債利回りは急反転してきたのである。この日発表された週間の米新規失業保険申請件数は2週連続で減少となり、労働市場の改善が続いているとの見方から急反転したとの見方もあった。しかし、新規失業保険申請件数だけでここまでの反転は考えづらい。それよりも、この日のクラリダ副議長の発言がきっかと見て良いと思われる。再びFRBのテーパリングと利上げが米国債券市場で意識された。この日の米10年債利回りは1.12%から1.22%と利回りが急上昇したのである。

     1日でこのように大きな動きをみせたときには、相場の方向性が変わるきっかけとなることも多い。実際に米10年債利回りは6日の米雇用統計も受けて1.30%に上昇した。4日の動きからみて、この米雇用統計で流れが変わったというよりも、4日に地合がすでに変化しており、その変化した流れが加速された格好ではなかったろうか。9日の米10年債利回りは1.32%に上昇した。

     これを受けてほっとした市場参加者や中銀関係者がいたのではなかろうか。日本の10年債利回りは米長期金利の低下も手伝って4日にゼロ%に低下していた。ここからさら米長期金利が低下するようだと、日本の10年債利回りのマイナス化の可能性もあった。これはできれば避けたいというのが日本の債券市場参加者、そして日銀関係者の本音ではなかったろうか。

     この日本の10年債利回りのゼロ%も意識された可能性もないとはいえないが、このタイミングでいったん米10年債利回りは反転上昇してきた。FRBの年内のテーパリング開始の可能性も出ており、ここからはさすがに米10年債利回りが大きく低下することは考えづらいと思うのだが。

  • ブルームバーグによると、新興国市場で投資家が慎重ながらも再び利回りを追求している。
    経済不確実性の中でリターンを求めるゴールドマン・サックス・グループやベアリングスなどの投資家にこのところ人気なのが準ソブリン債、つまり少なくとも部分的に政府が保有する発行体の債券だ。

    これらの債券はある程度の信用リスクがあるものの、ソブリン債よりは利回りが高く、一般的な社債よりは安全だ。
    新興国市場のドル建て社債と準ソブリン債のブルームバーグ・バークレイズ指数は2020年3月上旬以降でプラス5.4%のリターン。ソブリン債のみの指数はプラス2.9%にとどまっている。
    投資家は新型コロナウイルスのデルタ変異株が、緒に就いたばかりの世界の成長回復に与える影響を懸念。こうした環境が債券利回りを押し下げ、リスクを抑えながら魅力的なリターンが得られる資産の模索を投資家に促している。
    ゴールドマンのロンドン在勤シニアストラテジスト、サラ・グラット氏は「準ソブリン債は多くの場合、ソブリン債のハイベータ版だ。キャリー(インカムゲイン)のためにソブリン債を選好しているなら、準ソブリン債に目を向けるのは理にかなっている」と述べた。

  • 米国債利回り、コンベクシティヘッジの引き金レベルに近づく
    8/10(火) 17:00配信

    (ブルームバーグ): 米国債がさらに売られれば、住宅ローン関連のヘッジが活発化し、10年物利回りが1.43%を超えるとさらに加速する可能性がある。モルガン・スタンレーのストラテジストらはこのようにみている

    ストラテジストの計算によれば、住宅ローンのサービサーは利回りが1.43%になると、0.93%に低下した場合に比べてポートフォリオのデュレーションが2倍に伸びるため、それに対応してヘッジのための米国債売却(コンベクシティヘッジ)が必要になる。これは、利回りがさらに1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇するごとに10年物米国債47億ドル(約5200億円)相当の売り圧力となることを意味する。

    ストラテジストのアンドルー・シーツ、ジェイ・バコウ両氏は9日のリポートで、「投資家は米10年債をショートにすべきだと思う。利回りは年末までに1.8%に達すると予測している」とした上で、「利回りの上昇は、住宅ローンのコンベクシティヘッジのピークにつながるだろう」と指摘した。

    アジア時間10日の取引で10年債利回りは1.31%。

    利回りが上昇すると住宅ローンの借り手が借り換え意欲を失い、住宅ローン担保証券(MBS)ポートフォリオのデュレーションが事実上伸びることから、MBS投資家が期間長めの米国債を売ることでデュレーションを保とうとし、コンベクシティヘッジが起こる。

    約7兆ドルというMBS市場の規模からその影響は大きく、特に利回りがいわゆる「コンベクシティトリガー」に達すると米国債の売りが増幅される。ただ、現在は連邦準備制度がMBSのほぼ3分の1を保有していることから、影響はかつてほどではない。

    原題:Treasury Yields Edge Closer to Convexity Hedging Trigger Levels(抜粋)

    (c)2021 Bloomberg L.P.

  • 焦点:7月世界国債市場、昨年3月来の大きな値上がり デルタ株や中銀要因
    8/2(月) 14:35配信

     7月の世界の国債市場は2020年3月以来で、月間ベースで最大の値上がりを享受した。新型コロナウイルスのデルタ株を巡るリスクや、金融緩和の巻き戻しはまだずっと先になるとのメッセージを主要中銀が打ち出したことが背景だ。

    [30日 ロイター] - 7月の世界の国債市場は2020年3月以来で、月間ベースで最大の値上がりを享受した。新型コロナウイルスのデルタ株を巡るリスクや、金融緩和の巻き戻しはまだずっと先になるとのメッセージを主要中銀が打ち出したことが背景だ。

    経済回復が見込まれたほど強くないとの懸念がまず相場を押し上げ、値下がりに賭けていた市場参加者が競って買い戻しに動いたことで、値上がりが増幅されたという。

    7月14日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長によるタカ派色を弱めた発言に続き、22日の欧州中央銀行(ECB)理事会は新たな2%のインフレ目標に向けた決意を表明。中国人民銀行は銀行の預金準備率を引き下げた。こうした中銀の行動は、相場を引き続き支えた。

    ドイツとオーストリアの10年国債利回りの低下はいずれも20年1月以来の大きさとなり、月間で20ベーシスポイント(bp)を超えた。英10年国債も15bp近く下がった。

    米10年国債利回りはコロナ大流行が引き起こした昨年3月のパニック相場以来の大きな低下となった。

    エリック・スターザ・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、パスカル・ペローン氏は「これまでで経験した中でもベストな月に入る」とし、米国債が大半を主導したと指摘した。

    インフレ連動債(TIPS)の値上がりも目立った。政府の10年の実質借り入れコストはドイツと米国で約30bp低下し、過去最低を記録した。

    米国のTIPSは7月の米消費者物価指数(CPI)が5%上昇と13年ぶりの高ペースとなったことを受けて、28日までの週に過去最多の32億ドルが流入した。

    ドイツ10年国債の実質利回りは月間で、ドラギECB総裁(当時)がユーロ圏を債務危機から救う努力を強調した12年7月以来の大きな低下となった。

    ただ、実質利回りの記録的な低下はしばしば懸念すべき兆候とも見なされる。経済成長の将来への悲観的な見方の表れだからだ。だから、今年の力強い経済回復を見込む多くの債券投資家は、債券相場への弱気な見方を維持したままだ。

    銀行や資産運用の23人に対するロイター調査では、15人がなおも今年末の米10年国債利回りを約2%と予想している。

    JPモルガンとバンク・オブ・アメリカは、ドイツ10年国債利回りが年末までには現在のマイナス0.45%から0%弱に上昇すると予想している。

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