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    名武術家バトル第1戦 論戦
    2012.4.20 初演 徐紀老師 「武術について語る」 第1回

    同好の皆さんご機嫌いかがですか。
    私は幼い頃からずっとナタク神の性格に魅かれてきました。
    ナタクの性格については民話からよくご存知の通りです。
    彼は生まれたときから狂暴な子でいつも両親と諍いを起こしていました。
    一たび怒ったら、自分の骨を折って父親に返し、肉を引き裂いて母親に返し、
    言うことが「お前たちに俺の身体全部返してやる」とそれくらい凄まじいものでした。
    これが皆が知っているナタク神話の一節で、そう言う過程をへて蓮の花から化身してゆくのです。
    花で例えれば茎、葉、花弁にわたり、彼は蓮の花の力を借り新しい人間として生まれ変わったのです。
    では、なぜこの話をするかといえば、実際、武術修行の過程とよく似ているからなのです。
    これは大変重要なことで、基本原則を丁度10文字で表しました。「打拳如投胎 重新学做人」
    簡単にお話すると、武術修行はすなわち、生まれ変わるということなのです。
    修行を始めた時から、人間とは本来どうあるべきかということを学んで行くのです。
    でも、決して誤解しないでください。あなたがまだ人間じゃない、人間としてのあり方が分かってない、
    そういうことを言っている訳ではないのです。
    人間としてこの世に生まれてから、私たちは少しずつ成長し日常ありきたりの動作を身につけてきました。
    そして、大人になり色々な職に就き、様々な仕事をするようになります。
    このように私たちはごく自然に普通に沢山の動作習慣を身につけるわけです。
    これらはすべて大切なことで別に悪いことでは無いのです。
    でも、これらの動作は武術のものとは違うのです。だから、武術を学ぶときは虚心坦懐、
    練習のときは、新しい動作方法を学んでいるのだということを、本当に認識してほしいのです。
    いわば、武術修行は人間として生まれ変わることなのです。
    修行を成就させるため、練習の時必ずいつもこの言葉を念頭においてやってほしいのです。
    こうすれば良い結果が生まれること間違いありません。
    いいですか、武術修行をしているということは人間として生まれ変わっていることなのです。
    修行を始めたときから、人間はどうあるべきかを学んで行くのです。

    「打拳如投胎 重新学做人」徐紀
    武術は人間として生まれ変わること。
    修行を始めたときから人間はどうあるべきかを学んで行く。

    (誤訳ご容赦下さい。)

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    snow 2013年2月6日 01:04

    【徐紀:『武術論辯』第14回】
    名武術家バトル第1戦 論戦
    徐紀老師 「武術について語る」 第14回

    同好の皆さんこんにちは
    中国の伝統剣術の技法には二つのタイプがあります。
    一つは隙をつくこと、もう一つは敵と一体になる(捉えて離れない)ことです。
    武術愛好家の皆さんは剣もお上手だと思います。
    相手の動きに點き従う技法は剣のみならず中華武術の真髄であることは
    皆さんご理解いただけますね。
    剣以外にも拳法には全てこの點き従う技法が含まれています。
    そして進んだ武器だったらその他の武器にも全てこの技法が含まれているのです。
    私たちは皆、剣すなわち中国剣術の研鑽に勤しんでおりますが
    その技法は武術家達によって點き従う技法が開発されたことにより生成発展を遂げました。
    剣はただ、一つの突端と諸刃を持つ三方向に鋭利な武器というだけではありません。
    なぜなら、それに加え剣身があるからです。それも人を殺すことができないような鈍った剣身でも
    かまいません。
    それでどんなことができるのでしょう。それで充分點き従う技法の体験ができるのです。
    敵の攻撃を防御し、敵の間隙を突く、それで敵の懐に入り込み仕留めることができるのです。
    伝統剣の中に昆吾剣という有名な套路があり、沢山の分派があります。
    まず昆吾剣の単練から始めてみましょう。
    単独動作を練ってください。その中に、斬る(切り裂く)、突き出す、起こす、持ち上げるというような
    點き従う技法が入っています。
    間違った練習をしないでください。ちょうど英語の文章を中国語にするとき誤訳するみたいに
    間違えたら、昆吾剣の真随は身につきません。
    攻防の正しい観念と解釈が身につき熟達したら対練に進みます。
    接触し、小競り合い、方向転換しブロックするという點き従う技法を体験してください。

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    同好の皆さん カンフー映画はお好きですか。私も見るのが好きです。
    徒手空拳で戦う映画もありますが同じく刀剣で戦うのも沢山あります。
    これらの映画の中では例えば剣で戦う時のアクションはこんなふうです。
    一、(ブロック) 二、(ブロック) 三、(ブロック) 四、(ブロック)
    これご覧になってどうでしょう。実際の話これらの動作は全て間違っています。
    ピカピカの剣や刀にキャン・キャン・キャン・キャンという音が加わり
    アクション効果を出しているのです。
    でも本当の剣技はこうではありません。
    同じ動作のところで、もし誰かが私に打ち込んで来るとします。
    打ち込んで来るところ どうやってくるでしょう。
    はい! 一、(カウンター)二、(カウンター)は同じ
    三で私の心臓を突いて来ます。(カウンター)
    四でまた心臓を突いて来ます。(カウンター)
    はい もう一度ゆっくりやって見ましょう。
    私の頭を斬りに来る動作から始めます。
    こんなふうにブロックしては駄目です。
    しかし敵の剣に沿って剣身を滑り込ませ手や体を斬るのです。
    もし心臓を突いてきたらこんなふうに、(ブロック)こんなふうに(ブロック)するのではなく
    敵の剣身に沿って滑り走らせるのです。(二度カウンター攻撃) 狙ったところに届くように
    これが中国剣術の技法なのです。

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    ですから昆吾剣が教え導いてくれるのです。
    點き従う原理原則に従い、手にした剣からの反応を感じてください。
    その反応が剣から手に伝わってきて、ランダムな攻撃に対し剣を操ることで
    身を守り敵を死に至らしめるのです。
    知っておいてください。中国武術では、目で敵の上中下、左右を見て攻めの判断を
    するのではありません。ではどうするのでしょう。
    中国武術の戦法は敵に接触し手や剣で纏わりつき、敵の動きを感じとり
    最も適確で有利な反応をすることにより敵を死に至らしめ勝利するのです。

    中國武術的戰門法則是敵人接觸以後
    憑著我們的手我們的劒
    去感知敵人的變動方向企圖用心
    根據我們的知覺
    然後做出最適當最有利的反應
    來殺敵致果來取得勝利。 徐紀

    中国武術の戦法は敵に接触し手や剣で纏わりつき、敵の動きを感じとり
    最も適確で有利な反応をすることにより敵を死に至らしめ勝利するのです。 アダム・スー

    (誤訳ご容赦下さい。)

  • 【徐紀:『武術論辯』第13回】
    名武術家バトル第1戦 論戦
    徐紀老師 「武術について語る」 第13回

    昔の中国の剣術は木の伐採と大差がないものでした。
    剣は両刃の故に扱いやすくできています。
    幾多の武術家の手により研究、開発されて来た剣術には独特な攻防原則があります。
    つまり「攻防一体」と言われるもので極めて精巧な原則であります。
    この攻防一体の技法を研究してみると二つに分類されます。
    一つは隙を突くということです。もう一つは敵と一体になる(捉えて離れない)ということです。
    三才剣という有名な伝統剣技は隙を突くはじめのタイプです。
    三才剣の動作をつぶさに練習した後に二人で対練をしなければなりません。
    この練習の眼目は隙を突くことにあります。

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    同好の皆さん
    私は剣術を学ぶときこの套路に慣れ親しんで来ました。
    ではどんな技法がその中にあるのでしょうか。
    ご覧下さい。まず単練です。これが最初の3動作です。
    一、 二、 三 
    原則に照らして考るとこの3動作は敵に対する攻撃と防御に他なりません。
    対戦するとどうなるのでしょう。こうなりますので見てください。
    敵が心臓を狙って突いてきたら、自分自身を防御しなくてはなりません。
    観念的には多分このようにするでしょう。
    はい。(防御)敵が頭を打ってきました。(防御)脚を打ってきました。(防御)
    今の動作は正しいでしょうか。全て間違っています。
    では正しい方法はどうするのでしょう。
    同様に私の心臓目がけて突いてきます。(防即斬)
    私は彼の剣ではなく手首を切ります。それから私の頭を打ってくると(防即斬)
    また敵の手首を断ちます。脚を打ってくると(防即斬)
    これらが正しい剣の使い方なのです。
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    敵が攻撃してきたらその剣ではなく腕へ反撃すべしということが三才剣で理解できます。
    ですから三才剣で基本原則を学ぶことが出来ます。
    剣を防御するのではなく敵の血肉を反撃することが金属で出来た剣の用法であることを、
    なぜなら敵は先制攻撃をかけて来るからです。

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    今まで学んだ剣の套路の中で、このような動作(構え) 一、 二、 三
    普通の人はこんなふうに想像するでしょう。
    敵が私の上中段と下段にかけ攻撃してきます。 
    さあ突いて来なさい。 一、(防御) 二、(防御) 三、(防御)
    攻撃と防御、これは普通の人でも分かります。
    でもそれらは正しい剣の用法ではないのです。
    もう一回見てください。 一、(防即斬) 二、(防即斬) 三、(防即斬)
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    結論をまとめて見ましょう。
    隙を突くとは敵の間隙を突くことです。そして間隙とは剣ではなく敵の血肉です。
    隙を突くことは自分の隙を埋めることになり、隙はすなわち弱点です。
    剣でなく剣を持つ敵の腕を攻撃することにより自分の弱点を防御するのです。

    找漏補缺
    所謂找漏就是找敵人的漏洞
    而漏洞不是指他敵劍
    而是找他那個人
    所謂補缺就是補我的缺
    缺也就是漏洞
    我來把它彌補起來 徐紀
    隙を突くとは敵の間隙を突くことです。そして間隙とは剣ではなく敵の血肉です。
    隙を突くことは自分の隙を埋めることになり、隙はすなわち弱点です。
    自分の弱点を防御するのです。 アダム・スー

    (誤訳ご容赦下さい。)

  • 【徐紀:『武術論辯』第12回】
    名武術家バトル第1戦 論戦
    徐紀老師 「武術について語る」 第12回

    武術同好の皆さん
    誰もがいろいろな舞踏大会や表演の場所で剣舞をご覧になり、
    その動きに目を奪われたことでしょう。
    しかし剣舞は剣術とは違います。
    剣舞は一種の舞踊で決して武術ではありません。
    その他沢山のクンフー映画の様々な戦いの中で剣で戦っているところを目にされますね。
    でもお分かりでしょうか。それらは真正な中華剣術ではないのです。
    そして、おもしろいことに中国のクンフー映画で剣で戦う場面がギリシャ、ローマの剣の戦いと酷似しているのです。その戦い方が本当に似ているのです。
    それで一つ興味深い話があるのです。中国の周や秦の時代をギリシャ、ローマ時代と比較してみると剣技はほとんど同じなのです。
    しかし中華剣術は進歩を遂げました。生成発展することでその剣技は軍事的なものから脱皮するに至ったのです。
    武術家たちの掌中で練成、昇華されてきたのです。
    軍隊での短期間の訓練では戦場で敵を殺すにいたる剣技をマスターすることは不可能でした。
    それで、武術家たちの理解と共通認識は、剣はその形状や構造のためでなく、その技法がゆえに高性能な武器の一つであるということです。
    武術からはなれて、中国文学について言うと、非常に発展し繁栄していることは衆目の認めるところです。
    詩文以外のもう一つの主要なカテゴリーは小説で、武術小説はその中でも大変人気があり広く世の中に流布しています。
    これら武術小説の作家の殆どが面白い側面をもっていることです。かれらは自分では武術をやっていないのです。
    世に普及している古の言い伝えがゆえに武術は小説の内容に大きな影響を及ぼしているのです。作家たちも剣術には非常に洗練された戦闘技法があることを認識しています。
    だから分かるでしょ。武術小説の中では勇猛な達人や好漢そして最高に洗練された武術家は皆剣を使いますよね。
    でも剣を使うところの記述は私たちの真正武術と比べ、その認識と鍛え方が
    全然違うのです。
    剣が極めて崇高なものとして多大な愛着をもって世の人々から迎えられるまでにしてくれたこれらの小説やクンフー映画の宣伝に、実際感謝しなければなりません。
    しかし、剣技伝承を希求する真の武術愛好家である我々としては厳格な尺度をもって臨みたいのです。
    その基準は次の言葉通り簡単明瞭です。「攻防合一」すなわち「攻撃と防御の結合」です。
    いいですか。もう少し説明するなら、二つの言葉以外にはありません。
    それは「就是攻即是防」=「攻撃は防御」、「防即是攻」=「防御は攻撃」です。
    真正な剣の技法における攻防の技術はこの最も基本的な原則を遵守しなければならないのです。
    今から剣を練功するときの点検項目としてこの原則を是非採り入れて下さい。
    座右の言葉としていただければ、きっと剣技に開眼できるはずです。
    本当に真の剣技を身につけたいのかそうでないのか、鏡に照らすように自問して下さい。

    &#20320;到底
    是跟武侠小説、功夫電影學武術&#21602;?
    還是跟劍術老師學劍術 徐紀
    あなたは剣をクンフー映画から学びたいのですか、
    それともクンフーの師匠から学びたいのですか。 アダム・スー

  • 【徐紀:『武術論辯』第11回】
    武術同好の皆さん
    武術修練に勤しむ中で、拳や蹴りを打ったりする以外に武器の稽古がしたくありませんか。
    中華武術の武器は実に様々な種類のものがあります。
    長いもの、短いもの、片手で扱うもの、両手で扱うものというように
    フォークのようなものやリングがついたものなど様々な形があり18種類以上の武器があります。
    数多くの武器の中でもっとも人気があり世間で好まれるもの、それは剣です。
    実際私も剣の稽古が好きです。あなたはどうですか。
    あなたも中国の剣術が好きですか。
    好きだからこそこの武器に真摯に接するのも無理からぬことではないでしょうか。
    その辺のところを少し検証してみましょう。
    今日世の人に最も人気がある武器が剣です。
    そして最も誤解されている武器が剣でもあるのです。
    剣は広く普及しており知らない人が無いだけに厳密に取り扱わなければなりません。
    武術が本当に好きならば、実際、剣の道に走るはずです。
    何をさておいても指摘しておかなければならないことが一つあります。さあなんでしょう。
    あなたは剣で技を練っているのですか、それとも実際は剣で舞を舞っているのですか。
    剣で技を練れば剣の修練となり、武術の世界の一般的な教程です。
    剣の修練は剣で技を練るといわれ、また剣で劈を打つともいわれます。
    槍の修練は槍でもって突き刺すといわれます。
    剣も槍も一般的な武術の教程でその原理原則は同じです。
    剣の修練は剣で技を練るのです。
    しかし剣をもって舞を舞うのは異なった観念なのです。
    それは一種の舞踊で、単独もしくは団体で剣をもって踊れば剣の舞と呼ばれます。
    箸をもって踊れば箸の舞と呼ばれ、牡丹をもって踊ればすなわち牡丹の舞、
    蓮の花をもてば蓮花の舞と呼ばれます。
    よって剣の舞は一種の舞踊なのです。それは実に観賞に値するものではあります。
    しかし、もしあなたが素晴しい演技力をもった舞踊家で、武器の一つである剣を持ったとしても
    本質的には舞踊に過ぎないのです。
    剣の道を往く者として第一にその点を明確にしておかなくてはなりません。
    ですから剣の修練である「舞剣」と舞踊である「剣舞」は異質なものなのです。
    同じ二つの漢字でありながら順序が逆のため意味が違ってくるわけで、
    それが全く違った動作表現となって表れてくるのです。
    剣の舞は舞踏の基本と動作の正確さという観点から評価され、正確に踊れば
    上手いといわれるのです。
    したがって剣の舞は舞踏の基本と動作の正確さで評価されますが、
    剣の修練は武術的見地から点検され、全ての動作が正確な攻撃と防御の動きに適っているか
    検証されるのです。
    正しいものと間違っているものを混同してはいけませんよ。黒を白と言う様に
    武術同好の皆さん、剣技を磨くことに余念がないと思いますが、
    自信をもって稽古に励み、今一度、真に伝統的で有名な剣の套路で気に入ったものを掘り起こし
    検証して見ようではありませんか。
    そして剣技なのか剣舞なのかを確かめつつ毎日稽古に励んでください。

    毎天在演練的 它究竟是舞剣&#21602; 還是剣舞 徐紀
    剣技なのか剣舞なのかを確かめつつ毎日稽古に励んでください。 アダム・スー

    (誤訳ご容赦下さい。)

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