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  • 土曜の夜が好きだった、学生の頃。

    明日は休みだと思うと、この時間は私の自由にしていいんだ…って、少し贅沢なような気がした。

    ラジオの曲を聴いて、自分に近い恋心を重ねたり、大人の恋愛に憧れたり…。

    お金もないから、好きな曲はラジオから必死に録音したりして…DJの声がなるべく入らない番組探して。

    それやった~というは同じ年代…。

    そういや勉強するふりをしてマンガ書いたりもしてたなぁ…。

    おたく…という言葉、あったっけ?

    何か特別なことをしているわけではないのだけれど…なんでかな、特別な時間のような気がした。

    今みたいにコンビニがそんじょそこらにあるわけでもなく、遊びに行くところもなく…。

    周りは田んぼや畑、裏手には堤防があって聞こえてくるのは虫の鳴き声と、時折走るダンプカーの音…。

    24時といえば、この田舎ではほんとに真夜中、真っ暗だし。

    テレビも2時3時には砂の嵐になったりして。

    携帯電話ももちろん無い、インターネットなんて、なんじゃそら…?

    時代だなぁ…。

    卒業して、交遊関係、行動範囲も広がって土曜日の夜が特別じゃなくなって…。

    慌ただしい毎日を送るようになった。

    そういえばなんかで聞いた…子供と大人の時間の違い…歳をとればとるほど短く感じる…って。

    あの頃、土曜日の夜は、長かった。

    若かったんだな…しみじみ思う。

    あの頃の曲を聴くとまた特別な時間を過ごせる…そんな気がするんだけど…。

    もう4時…日曜日の朝に変わってく。

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