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ブライトパス・バイオ(株)【4594】の掲示板 2016/10/18〜2016/10/19

>>295

続きです。


この文献のテーラーメイドワクチンは、HLA-A2、HLA-A24、HLA-A3の3つの型のペプチドワクチンをそれぞれ8種類ずつ用意し、HLAの型の合うものの中から4種類選択して使用しています。

そのうちHLA-A24に使用しているペプチドのアミノ酸配列としては、

DYSARWNEI
VYDYNCHVDL
HYTNASDGL
DYLRSVLEDF
RYLTQETNKV
LYCESVHNF
HYRKWIKDTI
DYVREHKDNI

の8種類が先ほどの文献に記載されています。


一方、ITK-1の膠芽腫の第1相試験の文献を見てみると、使用しているペプチドとして、
(ttp://jco.ascopubs.org/content/29/3/337.long参照)

DYVREHKDNI
KYVGIEREM
HYTNASDGL
TFDYLRSVL
DYLRSVLEDF
LYAWEPSFL
NYSVRYRPGL
LYCESVHNF
HYRKWIKDTI
TYSVSFDSL
RYLTQETNKV
DYSARWNEI
AYDFLYNYL
VYDYNCHVDL

が記載されています。



これらを見くらべて見ると、文献でHLA-A24に使用しているペプチド8種類の内7種類がITK-1で使用しているものと同じものを使用しています。
ということは、ITK-1もこの文献とほぼ同等程度の効果は期待できるんじゃないかと・・
まあ分かりませんが。

ちなみに、全生存期間について、2014年に発売されたザイティガ、イクスタンジの第3相試験の結果で見ると、ザイティガが約30ヵ月→約34ヵ月、イクスタンジが約30ヵ月→約32ヵ月となっています。
この文献のテーラーメイドワクチンは34.9ヵ月→73.9ヵ月です。
結構凄くないですか?