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上場インデックス JPX日経インデックス400【1592】の掲示板

ローソク足パターンからトレンドライン突破まで、テクニカル分析は円が対ドルで一段と上昇する可能性を示唆している。

三菱UFJ信託銀資金為替部の藤島雄介主任調査役は、ドル・円相場の週足チャート上に出現した「下げ三法」は下落トレンドの継続を示唆していると指摘。日ベースの一目均衡表でも転換線と基準線を割り込んだ上、昨年7月以来初めて「雲入り」し、「下方バイアスが高まっている」と分析する。

下げ三法は、長い黒塗りの大陰線の後に短い白抜きの陽線が3本出現し、その後陽線を下抜く陰線が出現するローソク足パターンで、下落相場のシグナルとされる。

藤島氏は、目先は12月16日安値1ドル=115円57銭と同23日高値120円83銭の上昇幅の61.8%戻しにあたる117円58銭がポイントで、同水準を下抜けて引けるような状況になると、12月安値や10月安値からの上昇幅の38.2%戻しの水準が控える「115円ミドルへの下押しの蓋然(がいぜん)性が高くなる」と指摘する。

14日の東京市場では円が一時117円ちょうどまで上昇し、先月17日以来の高値を更新。午後2時45分現在は117円14銭前後で取引されている。

一方、コメルツ銀のテクニカルアナリスト、カレン・ジョーンズ氏は今週発表したリポートで、ドル・円が12月と1月安値を結ぶ三角もちあいの下辺を割り込んだ点を指摘。10月からの上昇幅の23.6%戻し付近の117円90銭を下回って引けた場合は115円半ばまで円高が進み、さらには111円40銭程度までの円高進行もあり得ると分析している。