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    ハードボイルド&冒険小説はお好き? 以前こちらにもハードボイルドに関するトピックスがありましたが、消えてしまって寂しい思いをしていたので勝手に復活させてしまいました(^_^;

    私自身は人様に語れる程の読書量を持っている訳ではないのですが、そのため皆様からの貴重な情報をお待ちしています(ペコリ)。

    古今東西問わず“これはオススメ!”または“これはカスだった!”という作品の情報交換を皆さんとできたらなぁと思っています。

    なんか堅苦しい文になってしまいましたが、私自身はミーハーな読書人なので気軽にカキコして下さい(はあと)。

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  • トピずれかも知れませんが・・・・
    マルティン・ペックシリーズは傑作ですね。

    それと
    ウォーターシップダウンのうさぎたち
    NO1にもあげたいほどの傑作です。

  • 早川書房のハーラン・コーベンのマイロン・ポライター・シリーズが途中で翻訳が途切れている。

    著者はユダヤ系であり、ミステリー小説ではあるが文中のあちらこちらに人間の動機を量る箇所
    があり、なるほどやはりユダヤ系だな~と納得するのだが、残念ながら日本での翻訳がシリーズ
    は本国アメリカでは継続しているが、日本の翻訳が途中で途切れている。残念。

    早川が無理なら別の出版社でも未翻訳のマイロン・ポライター・シリーズを手掛けてはどうだろう。
    このシリーズ物はかなり面白い。

    ユダヤ人小説家ではケラーマン夫妻が有名だが、ユダヤ小説全般の私の感想は文中の節々に人間
    心理というか、人間の動機というか、ま~人間の陥る過ちの数々がこんせつ丁寧に描写されて
    いることではないだろうか。それゆえに、小説の主人公に感情移入できるのだろう・・・あれ~
    オレのことが書かれているとね。

    ユダヤ小説の画期的な点は、歴史がつつみ隠さずに書かれているということではないだろうか。

    ユダヤ系映画にも言えることだが、小説や映画にこそ真実が描写されていることが多い。

  • >>3324

    CHGOYA10SKE改め、助十です(長すぎるので改名しました)
    近頃はバトリシァ・コーンウェルの“スカーペッタ”シリーズにはまってます、女性で法医学者で
    大佐でFBI捜査官で個人的には、元FBIと結婚していて、時々夫婦喧嘩もしながら、一方では身体に悪いと言われる事ならなんでもやる、という元警部とコンビで怪事件の解決に奔走する、と言うシリーズ、33話にもなるのですが、最初は検死官と言うだけで警部もそれほど困った男ではなかった、スカーペッタとは一緒になれない、と分かったので次第にすさんできたのでした、もうひ一人の重要人物は姪のルーシー・ファリネリ、小さい頃、母親の不行跡でヒネクレ少女になっていたのですがこの“偉大なる叔母さん”スカーペッタ自身、その尊称に面食らったのですがー
    あやかろうと真面目になり、今では天才的コンピューターアナリストになり、1時はFBIの嘱託にもなったのだけれど今は私立探偵のようなことをやっている、しかしこのシリーズの特徴はヒロインが怪事件に巻き込まれ、真犯人を見破るとその犯人は厳重な警戒網を突破して襲いかかってくる、と言うクライマックス、しかもケイ自身に責任が有るように言われて窮地に堕ちる事しばしば、と言うシリーズ、いささか藪にらみ的紹介文、

  • >>3306

    投稿してから一年がたち、先月「波止場浪漫」無事連載終了となりました。個人的には予想通りなかなか面白い小説でした。前に書きました日経連載小説の評価ではトップにしました「望郷の道」と同点の評価を差し上げたいと思います。諸田さんの作品を沢山読んだわけではありませんが、氏の作品の中でもトップクラスに入る出来ではないかと感じました。
    なお、昨日曜日の日経朝刊に、「波止場浪漫に寄せて」という読後感ならぬ執筆後感(?)の一文を諸田さんが寄せておられますが、それによりますと、この作品の執筆に当たっては舞台になった清水市の一郷土史家に多大の情報を提供してもらっていたようです。この史実の裏打ちが当時の世相描写の巧みさで私の評価を高めたことに間違いありません。この郷土史家「田口英璽」さんにもあわせて拍手を送りたいとおもいます。

  • >>3320

    ジョー・ネスボ『ヘッドハンターズ』(講談社文庫)を読了しました。
    優秀なヘッドハンターである主人公は愛する妻との生活を維持させる為に絵画の窃盗という裏の顔を持つのだけれど、その彼がこれ以上はないという対象者を得るものの、そこから急展開し途方もない窮地に陥りそして壮絶な戦いへと身を投じる様子は、ブラックなユーモアが効いていて、ラストのどんでん返しも見事決まり、いやはや、すっかり著者の仕掛けに騙されてしまった。上質なクライムノヴェル、堪能です。
    同じ時期の著者の『スノーマン(上下巻)』(集英社文庫)も出ていてこちらも購入済みなので、これから読むのが楽しみになりました。


    >chagoya10skeさん
    「紅の勇者オナー・ハリントン」シリーズ、実は最初の3巻ぐらいまでは読んでます。
    しかし積ん読本を消化しようとしている間にシリーズも出続けて、すっかりシリーズから遠ざかってしまい内容も忘れてしまいました。
    昔のように月の20冊近く読めるならまた読んでみたいところなんですが、なかなか・・・(汗

  • >>3319

    aha*****さんへ
    遠慮知らずの権八です、先ごろ「ホーンブロワー」を紹介させてもらったのですが、あの作品は英国ではかなりの反響があったとかで多くの追随者を生みだしたように聞きました、その一つは「海の英雄、ボライソー」でこれはまた気が遠くなるような大長編、権八も遂にパスしてしまいました、しかし波及は大きくディヴィッド・ウェーバーなる作家は宇宙冒険小説、オナー・ハリントン/シリーズの冒頭に
    フォレスターに対する献辞を書いたのでした、
    そのシリーズというのは遠い未来、光速度に数倍するエナジーを手に入れた人類は銀河一円に文明圏を築き上げる、しかし地域の差は争うべくもなく、貧富の差はどうしようもなかった、そこには当然妬みが生まれ、戦争も避けられない運命だった、このような環境に登場するのがオナー・ハリントン、最も富裕な、女王エリザベスⅢが支配するマンティコァ王国、生まれ育った惑星の条件で並はずれた体格に恵まれ、腕力も抜群だった、士官学校に在学中、シャワーの最中、悪名高きプレイボーイに襲われて、ついカッとなったから鍛えぬいた格闘技で叩き伏せてしまった、しかし恥ずかしい思いをさせられたには違いない、優秀な成績で士官学校を卒業したが、任命されたれのはポンコツ同然の駆逐艦艦長、しかも任地は辺境の惑星、しかし彼女の慧眼並々でなく、寄航した“商船”が実は仮想敵国の偽装戦艦であることをみやぶり,交戦、艦は大破、士官の2/3は戦死と言う苦戦の挙句敵艦を粉砕、祖国の危機を未然にふせいだのだった、これが「紅の勇者オナー・ハリントン」のデビューで目下8巻まで刊行されております、よろしければ続きも書かせていただきます、

  • >>3317

    すっかりご無沙汰してしまい、一応のトピ主としては反省のかぎりです。
    この新しいスタイルに慣れないまま、投稿もおろそかになり、新しい生活の中で読書量そのものも減って、また、PCをひらく時間も減ってしまってます。
    それでも新しい本との出会いを求めて積ん読本を増やす毎日を過ごしています。

    >chagoya10skeさん
    はじめまして。投稿ありがとうございます!
    せっかく投稿して下さったのに放置したままになってしまい申し訳ございませんでした。
    ところで「海の男、ホーンブロワー」シリーズは、私が読書に夢中になり始めた頃に本屋さんでよく見かけて気になってたものです。
    いまだに海洋冒険ものは手つかずのままのジャンルですが、いつかは読んでみたいと思っています。


    >lunaleclipseさん
    ご無沙汰です。
    ブログやツイッターではたまにですが交流できていて嬉しかったのですが、古巣であるこちらに私自身も投稿しないまま放置していて申し訳なかったです。
    ここは貴重な場であったものの、こうやって過疎化してしまったのは私自身の至らなさのせいかと・・・。
    また気が向いたときにでもこちらに遊びにきていただけると嬉しいです。
    もちろん、ブログやツイッターでもこれからもどうぞよろしくお願いいたします!

  • >>3317

    lunaleclipseさん、こんばんは。
    このトピはしゃおろんさんをlunaleclipseさん、drugstorecowboyさんの両気鋭が強力に支えておられます限り、まずは磐石と信じてました。
    きっと、しゃおろんさん、drugstorecowboyさんも悲しんでおられるに違いありません。
    いつかどこかでじかにご挨拶できるかもしれないとひそかに期待しておりましたので本当に残念です。
    また、時間がたってもいいですから、お気が向かれましたら素敵な投稿を私にに読ませてやってください。
    失礼ですが、私は陰では「気配りのlunaleclipseさん」とおよびしておりました。本当に長い間ありがとうございました。

  • ご無沙汰しています。

    ずっと考えていたのですが、こちらのトピックへの投稿を終わりにしようと思います。

    本は読み続けているものの、以前のようなペースで読み進めることができず、また手に取るものの傾向が変わり、投稿する回数が激減してしまいました。

    二、三か月に一度、表層的な感想を書いても意味はなく、皆さんとの交流という側面が皆無になってしまいます。

    ネットの中で、初めて何がしか意見めいたことを書いたのがこのトピックでした。自分が書くことが、皆さんの意見を拝聴することが楽しい読書をさらに楽しくしてくれ、その出会いには感謝しかありません。

    もう何年になるのでしょうか。初めて投稿した日付を確認しようと思っても、変更された現行のシステムではそれも一苦労で、その不便さも今回の判断の理由の一つです。過去の積み重ねがあってこその愛着であり、このトピックの価値です。

    わざわざこのようなことを書かずに投稿を止めて姿を消せばいいのでしょうが、皆さんへの感謝の気持ちはそれを許さず、礼儀とけじめはきちんとしたいと思い、キーボードを叩いている次第です。

    ブログとツイッターは続けますので、もしよろしければそちらにおいでください。

    http://d.hatena.ne.jp/ocelot2009/

    https://twitter.com/master_rascal

    ※この投稿は、場を提供してくれているヤフーにとって利益になりません。また、ブログやツイッターのURLを貼ることがルールやマナー上適切ではないかもしれません。削除すべきというものであれば、そのように対処していただきたく、お願い申し上げます。

    ありがとうございました。ブログを始めても、ツイッターに手を染めても、読書に関してはこちらのトピックがホームグラウンドという気持ちでいましたので、本当に残念です。「行く川の流れは絶えずして……」を実感しています。このトピックがなければ、おしゃべりに参加しなければ出会えなかった本の数々を思い浮かべ、本棚を眺めますと、色々な出来事、やり取りが思い出されます。

    皆さんの読書がより良きものになることを、素晴らしい本との出会いがあることを願っています。

  • >>3312

    初めまして、突然お邪魔致します、磯呂権八(いそろごんばち)と申します、冒険小説と聞いて無礼も承知で参上致しました、いささか古いのでご存知かとは思いますが、セシル・スコット・フォレスターの「海の男、ホーンブロワー」を紹介させていただきます、ハヤカワ文庫の5巻“パナマの死闘”はナポレオン戦争が背景、フリゲート艦(巡洋艦)艦長ホーンブロワーがゲリラに乗っ取られたスペイン戦艦を撃沈する、と言う武勇伝、人気が出たのを見た作者は戦艦艦長に昇進させ[燃える戦列艦」では1対4の苦戦1隻を撃沈、2隻は大破するが最後の1隻には負けて捕虜になってしまう、しかしパリへ送られる途中、木の葉舟を奪って脱走、敵地を突破して帰国する[勇者の帰還」次には戦隊司令としてロシアに遠征する「決戦!バルト海」戦局が有利になつているのに反乱を起こす不心得者を制圧する「セーヌ湾の反乱」ここで終戦、提督としてアメリカ駐留軍の司令官になる短編集、「海軍提督ホーンブロワー 」
    人気が続いたので、新米士官から艦長になるまでを描き足したのでハヤカワ文庫10冊分になったのだ、と解説の受け売り、またしても古い事になりますがこの物語もドラマ化されているようで、NHK衛星でその書き足し部分だけが放送され、視聴率が上がらないので打ち切りになったようです、もっともこれは蔦屋にそのシリーズがあるのに、砲艦艦長までしか置いてないことからの類推です、力尽きましたので今回はここまで     乱文多謝

  • コミックス版「神々の山嶺」全5巻(谷口ジロー絵)を読みました。
    コミックス版はほぼ原作に忠実で、ただし、ラストは微妙に文庫版と違っています。
    これが小説版の本来の姿なのか、コミックス化にあたって漫画家や編集者・読者の要望によるものなのかは判りませんが、ぼく個人はあまりしっくりいっていません。でも、もはや、発表されたものですから我がまま云っても仕方ありませんね、
    ぼくは谷口ジロー氏のマンガ作品が好きでして、「父の暦」や「犬と暮らす」など好きですし、出世作の「事件屋稼業」のスイマーのエピソードは心に残っています。
    ビジュアル化された「神々の山嶺」は文章では一文で描かれた箇所をじっくりと描写し、山には無知な僕にも非常に判り易かったです。
    夢枕獏の原作を気に入った方はこのコミックス版は是非、手にしてみてください。

    ジョージ・マロリーに関する本も読みました。
    「神々の山嶺」のシンボル的人物です。
    J・アーチャ―の疑似伝記は正直、読み続けれませんでしたが、マロリー発見の捜索記はこの伝説の人物について長所も欠点も描かれていて興味深いがありました。
    また、長谷川常男の伝記も手にし、長谷のモデルたる人物や羽生のモデルの実際のエピソードを読みました。
    「神々の山嶺」の印象的なエピソードは頭のなかでの想像ではなく、血肉を伴う人間の実体験だったとは!判っていても、凄いモノですね。
    夢枕獏という作家へ決して好きではないのですが、この作品はますます僕にとって興味深いものになっています。
    ※「世界の果てまで行ってO」のイモトがただ今ヒマラヤに挑戦中。
     無事に帰還してください、いや、マジで。

  • >>3312

    みなさん、こんばんは。
    >酒井啓子の『<中東>の考え方』(講談社新書)も読みました。現在の中東はどのように出来上がったのかから、イスラエルとパレスチナの問題まで、これこそ読んで良かった本でした。現在の「アラブの春」から始まった混乱は収束の気配もなく、シリアでは化学兵器が使われたとの報道もあります。それらのニュースも過去と密接につながっているわけで、さっそく新聞を読むに際しても見方や感じ方が今までと違っていることを自覚しました(lunaleclipseさん)

    イスラムや中東に関する出版物は、近年特に目立ちますね。さて偶然ですが昨日より日経夕刊の「人間発見」というシリーズ物に「中東をわかりやすく」という題で放送大学教授の高橋和雄さんが登場されています。その中で氏は
    「中東に関して専門家の書いた本はおおむね内容が難しいと感じます。僕が理解できないのに、一般の学生や社会人が呼んでもわからないだろうというのが率直な気持ちです。」
    と書いておられます。
    確かにそういうことはあると感じます。私も以前から中東情勢には興味を持っていますが、数多ある本からなるべくわかりやすくてなおかつ定評のあるものを選ぶようにしています。
    私が記憶に残っているのは次の2冊です。
    ひとつは「平和を破滅させた和平」(デイヴィッド・フロムキン)、
    初出はずいぶん前でアメリカでベストセラーになったようですが、日本での翻訳は10年前、読んでみますと今のパレスチナ問題の大部分の責任は第二次大戦前よりのイギリスの政策にあるという論調ですが、説得力があると思いました。
    もうひとつは「イスラームから見た世界史」(タミム・アンサーリー)、
    これは昨年世界史本がブームだったので、タイミングがよかったということもあるでしょうが、日本でも話題になりました。読んでみますとイスラム初期の歴史は上手にまとめてあり面白く読めましたが、現代に近くなってきますとやや平凡という感じでした。本筋とは関係ありませんが、世界史といいつつ中国への言及はあっても、日本についての記事は皆無でした(笑)。

  • ご無沙汰しています。暑い夏も、朝晩は涼しくなってきました。皆さん、風邪など引かずにいますか? 私は、夏風邪は治りが遅いということを実感した夏でした。

    さて、読書面はそれなりのペースを保っています。

    まず、C.J.ボックスの“ジョー・ピケット”シリーズの最新作、『フリーファイア』(講談社文庫)は、現代の西部劇としての切れが増してきました。これまで同様、妻と娘たちとの絆がジョーを支えますが、そこに憎んでいる父親との複雑な心情が加わり、家族小説としても深みが増し、これは見逃せないシリーズになってきました。

    マーク・グリーニーの『暗殺者グレイマン』と『暗殺者の正義』(ともにハヤカワ文庫)はシリーズです。凄腕の殺し屋が自分の信念に従って危地に飛び込んでいきます。濃密という言葉がぴったりで、読み応え抜群です。彼の活躍は実際の政治や地政学と繋がるものですので、今後それらをどのように絡めて描くかも楽しみです。

    そして、お盆休みを使って『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史』(早川書房・全三巻)を読みました。原爆投下の意味や、戦後の冷戦、その構造下でのアメリカの他国への政治的軍事的介入。政治家の建て前をぶち壊して語る、できれば目をそらしていたかったアメリカの姿はを描いています。

    その続きのつもりで、酒井啓子の『<中東>の考え方』(講談社新書)も読みました。現在の中東はどのように出来上がったのかから、イスラエルとパレスチナの問題まで、これこそ読んで良かった本でした。現在の「アラブの春」から始まった混乱は収束の気配もなく、シリアでは化学兵器が使われたとの報道もあります。それらのニュースも過去と密接につながっているわけで、さっそく新聞を読むに際しても見方や感じ方が今までと違っていることを自覚しました。

    読む本読む本、みな分厚かったり難しかったりで、頑張って読んでいるという感じです。積読本も十冊以上あり、まだまだ読書の夏は続きそうです。

  • リー・チャイルドの『キリング・フロアー』と『アウトロー』を読みました。ともに講談社文庫です。『アウトロー』の映画化をきっかけに、同作と、デビュー作の『キリング・フロアー』の新装版が発売されました。

    活劇小説として素晴らしい面白さでありながら、他の(シリーズ)作品が翻訳されていなかったり、されていても絶版状態だったりと、翻訳小説の苦境を表しているようです。

    どちらも、ある陰謀があって、そこに主人公のジャック・リーチャーが巻き込まれるのですが、元軍人というキャラクターのアクションだけに頼った物語ではなく、軍で捜査官をしていたというキャリアを活かした調査や推理も読ませる、とても読み応えのある作品でした。

    本は欲しいと思ったときに買っておかないといけませんね。ネットショップがあるといっても、絶版になってはそちらからの入手も不可能です。また、面白そうだから読んでみたいと思ったら絶版だったということもあります。アンテナをしっかり張っていこうと思います。

  • メグ・ガーディナーの『嘘つきのララバイ』(集英社文庫)を読みました。

    亡くなった人の心理を分析し、その死に至った道筋を心理学的にたどる法心理学者が主人公のシリーズの第三作です。

    物語の冒頭で、ステージ上の事故で亡くなった女性歌手は元大統領夫人。もうそこから、設定やエピソードがおてんこ盛りで、とにかく密度の濃いジェットコースターぶり。

    登場人物も皆個性的で、つかみどころのないキャラクターなどいません。その中でも今回は、主人公に好意を寄せるちょっと困った隣人がインターネット関連の分野で大活躍。また、後半には読者の溜飲を下げる場面もあり、過去の二作よりも格段に扱いが良くなっていて楽しめました。

    また、他のシリーズも含めて、主人公の(性格ということではなく、職業や特性という意味での)個性がストーリーに絡んでおらず、「主人公にこの設定が必要なのだろうか」と思うことがあったのですが、それは著者も意識しているのか、今回はその点が大きく改善されていて、とても面白く読みました。

  • 笹本稜平の『挑発』(双葉文庫)はシリーズ第二弾。またまた警視庁の鷺沼と神奈川県警の宮野が、今度は警察と関わりの強いパチンコ業界の大立者を相手に奮闘します。

    鷺沼は身内からの妨害にも屈することなく悪を討つことを目的にしますが、一方の宮野は容疑者が金持ちの事案ということから、金銭的なおこぼれを狙っており、この齟齬が独特の雰囲気を作っています。

    この宮野という落ちこぼれ刑事の造詣が素晴らしい。金を追い求めながら、どこか憎めません。飄々とした物腰が楽しく、鷺沼が宮野の思惑を知りながら協力するしかなく、あれこれ気を回す様子に苦笑いが浮かびます。

    捜査を主題とした警察小説としては留保がつきますが、その個性的な面々の活躍を楽しむ作品と考えれば、とても面白く読めました。

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