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    思った事を書き込んでみませんか。

    碁盤を持ってきました。

    私からですね・・・

    最初の一手っ ビシッ

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    天災 11月19日 07:57

    人生*株価とは❔🕵️❔知恵の集大的戦略的な流れの中で右往左往するモンである(/≧◇≦\)
    流れには誰も勝てん(*・∀・*)ノ
    全ては時間が決めるモンさ👋😆💕

  • >>38888

    本物俺・アバキの忠実な奴隷・虐められっ子・超貧弱体格・最弱・トンズラ・落武者・臆病者・キチ・ガイ・
    おでん=iodin=マスカット=てめえ!(嘲笑)
    全部大嘘つくな!
    全部妄想するな!

    本物の俺・アバキは、
    怖い者無しの、
    ぶるぶるぶると震えた事がない、
    トンズラした事がない、
    最強格闘家アバキだぜ!

    怖い者だらけで、
    ぶるぶるぶると震えっぱなしで、
    トンズラ三昧は、
    本物の俺・アバキでなく、
    おでん=iodin=マスカット=てめえだろうが!(嘲笑)

    うるせえ~!
    しつこいぜ!
    いい加減にしろ!

    本物の俺・アバキは、おでん=iodin=マスカット=てめえなんか、
    永遠に大が無限大つくくらい大嫌いだから、
    おでん=iodin=マスカット=てめえと落ち合うつもりもない、
    から、本物の俺・アバキは、
    トンズラした事にならないぜ!
    と言ってるだろうが!

    本物の俺・アバキの移動範囲は、
    体格が良すぎて、通れない為に、
    俺んちの2階の6畳の部屋と2階の4畳半の部屋だけに、
    限られるから、
    階段も通れない為、
    玄関にたどり着く事も出来ないから、
    玄関から外に出られないと言うのも、
    都合の良い良い訳でなく、
    全然大嘘でなく、
    真実の事実だから、
    外出はできないから、
    本物の俺・アバキは、
    トンズラした事にならないぜ!
    と言ってるだろうが!

  • >>38888

    >気になるぅ。アパきフラれるの。うぇーん😿

    おでん=iodin=マスカット=てめえ!
    全部大嘘つくな!
    全部妄想するな!

    本物の俺・アバキは、
    全然気にならないし、
    フラれる事はないし、
    うぇーんと泣く事もないぜ!

    本物の俺・アバキは、おでん=iodin=マスカット=てめえなんか、
    永遠に大が無限大つくくらい大嫌いだから、
    本物の俺・アバキは、おでん=iodin=マスカット=てめえと、
    元々付き合っていないんだから、
    フラれる訳がないだろが!(嘲笑)

    元から、おでん=iodin=マスカット=てめえが、
    本物の俺・アバキに、
    フラれてるんだろうが!(嘲笑)

    本物の俺・アバキは、
    本物の俺・アバキは、おでん=iodin=マスカット=てめえなんか、
    永遠に大が無限大つくくらい大嫌いだから、
    本物の俺・アバキは、おでん=iodin=マスカット=てめえに、
    焼きもちなんか焼く事はないから、
    勝手に、俺より背が低い、
    長身メンヘラと長身ぶりっ子と、
    仲良くなれば良いだろ!
    と前から言ってるだろうが!(嘲笑)

    本物の俺・アバキは、
    メンヘラでなく、
    かまってちゃんでなく、
    おでん=iodin=マスカット=てめえの事が、
    永遠に大が無限大つくくらい大嫌いだから、
    おでん=iodin=マスカット=てめえは、
    本物の俺・アバキにかまうなと言ってるだろうが!(怒)

    おでん=iodin=マスカット=てめえは、
    本物の俺・アバキに、
    2度と話しかけるな!(怒)

  • 😽とやらよ

    お主に訃報だ😿気になるぅ。アパきフラれるの。うぇーん😿

    年末だが会社の飲み会があるようだぜw
    今の会社では初飲み会か。
    まあ忘年会だな。
    それでもしかしたら長身メンヘラと長身ぶりっ子も
    来そうだぜw😾ムキー 嫌いだあああ😾ムキー

    仕事以外話したことないからなw
    仲良くなるチャンスかw😾ムキー 嫌いだあああ

    お主がいつまでたっても煮え切らず怖い怖い🙀ひぇ〜ぶるぶるぶる
    と、トンズラしまくった結果よw
    来月22日だな。
    そうなると休みが1日になるから
    24日のイブは有給を取ろうと思うぜw
    お主今年もシングル🛎だろうからかまってやろうか?w

  • トントン!
    夢中になって読んでる訳ではないけど、
    結構読めるぜ。

    小説を読む事がない俺が
    読む気になれるからな。(笑)

    12まで読んだ。

    母親の白内障の手術が迫ってる時に、
    ちらっと読みした時とは、
    全然違うね。

    初めは、塾講師をやめた肇の教え子の5人組との同窓会のような感じだったけど、
    5人組は受験して現役合格、
    仲間は倉持さよりと言うのが、
    もう一人いたけど、
    話がその倉持さよりの家族の話に変わってるね。

  • >>38884

    本物俺・アバキの忠実な奴隷・虐められっ子・超貧弱体格・最弱・トンズラ・落武者・臆病者・キチ・ガイ・
    おでん=iodin=マスカット=てめえ!(嘲笑)
    全部大嘘つくな!
    全部妄想するな!

    マスカット=てめえが、iodinだろうが!

    掲示板をご覧の世界中の78億人の皆様が、
    マスカット=てめえが、iodinだって事を、分かってるぜ!(嘲笑)

    本物の俺・アバキは、
    全然失礼でない、
    クソ女でない、
    トンズラした事がない、
    最強格闘家アバキだぜ!

    トンズラ三昧は、
    本物の俺・アバキでなく、
    おでん=iodin=マスカット=てめえだろうが!(嘲笑)

    ふざけるな!
    本物の俺・アバキは、
    おでん=iodin=マスカット=てめえに、
    世話になった事は、
    全然ないぜ!

    おでん=iodin=マスカット=てめえの
    ツイッターやブログなんか見た事がないから、
    荒しまくった事なんかないぜ!

    本物の俺・アバキは、
    おでん=iodin=マスカット=てめえと、
    落ち合うと言った事は全然ないぜ!

    本物の俺・アバキは、
    おでん=iodin=マスカット=てめえの事は、
    永遠に大が無限大つくくらい大嫌いだから、
    落ち合うつもりはないと、
    何回も言ったはずだぜ!(嘲笑)
    だから、トンズラした事にならないぜ!

    本物の俺・アバキの移動範囲は、
    体格が良すぎて、通れない為に、
    俺んちの2階の6畳の部屋と2階の4畳半の部屋だけに、
    限られるから、
    階段も通れない為、
    玄関にたどり着く事も出来ないから、
    玄関から外に出られないと言うのも、
    都合の良い良い訳でなく、
    全然大嘘でなく、
    真実の事実だから、
    外出はできないしな。
    だから、トンズラした事にならないぜ!

    本物の俺・アバキにとって、
    おでん=iodin=マスカット=てめえと
    トントンは、
    扱いが全然違うぜ!(嘲笑)

    トントンの小説はちゃんと読み、
    ちゃんと感想を書いて、
    終わるぜ!

  • 😽とやらよ

    お主失礼の塊でクソ女ではないかw
    iodin殿にあれだけ世話になったのに
    メス犬のお主が手を噛みつき
    ツイッターやブログを荒らしまくって
    私には何度も落ち合うと言いながら
    何度もトンズラしたろ。
    お主十分自覚あるだろw
    豚豚とやらの長文の作文も結局は
    年末やり過ごして終わるんだろw😽バレたかぁにゃは👅

  • >>38881

    じゃあ~、とりあえず、
    感想は、12月末な!

    話が分かるように努力するぜ!(笑)
    トントンが書いた作品だからな!

    >しかし、全部はとても載せられないよ思うよ。長すぎてね。
    >四分の一(原稿用紙で400枚)ぐらいじゃないかな。手直ししながらだからね。
    >500~600枚にしときゃよかった。残念っ!

    まあ、やるだけやってみろよ!
    1回に載せる量を増やしたら、どうかな?

  • >>38869

    >掲示板が消える寸前によむのわすれてたぁ😸って言って
    >トンズラする気なんだろw

    おでん=iodin=マスカット=てめえ!
    全部大嘘つくな!
    全部妄想するな!

    本物の俺・アバキが、
    トントンに、
    そんな失礼な事する訳がないだろうが!

    それに、俺は読み始めたと言っただろうが!

    ちゃんと読んで、
    感想を書くぜ!

    その本物の俺・アバキより背が低い、
    長身メンヘラと長身ぶりっ子と、
    勝手にやればいいだろ!(嘲笑)

    俺には、
    関係ねえ~ぜ!(嘲笑)

  • >>38868

    アバキよ、

    >感想は、
    トントンが、
    作品投稿し終わってから、
    12月末で良いか?

    話が分からないだろ。
    しかし、分からないなりに

    >トントン!
    作品投稿、
    頑張れえ~!

    と、応援してくれるのは、不思議ではあるが心地いいものでもある。

    しかし、全部はとても載せられないよ思うよ。長すぎてね。
    四分の一(原稿用紙で400枚)ぐらいじゃないかな。手直ししながらだからね。
    500~600枚にしときゃよかった。残念っ!

  • >>38879

    〖教え子のブンちゃん〗ー78

     ところで、善幸は、美乃里のことを「美乃里ちゃん」などと呼ぶはずもなく、「あのさあ」で今のところ間に合わせていた。
     衝立て事件以来、美乃里を見る眼が、可笑しげなほど広角になったのは確かだった。善幸にとって、美乃里という〝透明な存在〟だったのが、薄っすらと色づきはじめてきたように感じられる。
     毎日、変わらぬ動作を繰り返し接客している美乃里。明らかに〝何でもない普通の女の子〟も、善幸に真っ直ぐぶつかっていこうとしているようだった。善幸も、一日に二回の胸が高鳴るシルエットの上映後にやってくる余韻に魅せられて、その気持を受け入れようとしていた。
     日増しに、美乃里に対し結構な好奇心が沸いてくる。善幸は、それを踏み込んで考察してみる。どの研究者もやったことのない課題に挑戦するつもりでいるのだ。求人広告を見て面接に行った時、うっかり呟いてしまった言葉〝何でもない普通の女の子〟その〝何でもない〟の後にくっ付けた〝普通〟の夫々の語彙と相乗効果とは? 単に語彙の意味合いのダブリではないのか? どっちか一つでもいいのかもしれない。それとも、個々の微妙なガッカリ感の違いを、これ程までに近づけて使用するということは、そこに知らぬ危険性が潜んでいて、ある時、突然バチバチバチーンッと思わぬ短絡事故を引き起こし、胸を高鳴らせるものになってしまうということなのだろうか。だが、この場合の短絡事故とは、異性間での隠微な心の砦に衝撃を与え破壊する行為であって、この〝ガッカリ感の違い〟がネガティブなイメージを感じさせるものではないということだ。二人の胸の内で〝未知なる火種〟の燻っている焼けぼっくいがボワッと燃え上がるようなもの、そう解釈した方がよさそうだ。 
     毎朝、美乃里は、専門学校に行く前に、店に立ち寄り店先を掃除する。同じ時間帯に掃除している隣近所の人と挨拶を交わしながら掃き終えると、テーブルの上の〝備え〟の準備にかかる。そして、テーブルを拭いてから〝備え〟をセットするまでの仕事を、小一時間でやり終える。その後に、酒井のおばちゃんが、旦那さんと三十過ぎの一人息子に朝めしを食わせ送り出してから店へ来ることになっていた。

    P64-29 次回、来週水曜日早朝。

  • >>38878

    〖教え子のブンちゃん〗ー77

     美乃里は、隠すことを断念したのか、手早く衝立てを起こそうとしている。が、帯と着物の重量が邪魔をして手古摺っている。善幸は、こんなの〝浅草の劇場〟じゃ絶対思いつかない企画モノだな、そう思った次の瞬間、ブラとお尻を包んでいるパンツは、真っ白すぎて、強烈なハレーションを起こしていた。まさに、大人のワンダーランドで引き起こった超常現象だろうか。しかし、浅草界隈で鍛えられた彼の眼力の条件反射は、強烈なハレーションで思わず目を細めてしまうという一般人の無条件反射より勝っていた。言うまでもなく、善幸の目は見開いたままだった。
     何でもない普通の真っ白な下着は、自らフラッシュを焚き続け、鮮明に善幸の網膜へ焼き付けてしまった。きっと数年間は色褪せることはないだろう。   
     スタイルは……良い? 普通? そんなことを考えている自分に赤面していると、美乃里と目が合ってしまった。善幸は、ダランと垂れ下がっている桂剥きした大根を目の高さまで持ち上げた。それを和紙の代わりにし、シルエットで相手の様子を窺おうとしたが、残念なことに、そこまでは透けてはいなかった。(もっと薄く剥かなきゃ親方に怒られるなあ……)と呟いてみる。
     期せずして、善幸は〝何でもない〟と〝普通〟に潜在している吃驚とラッキーがあることを、【和食処 悠の里】で包丁捌きと共に、早くも学んでしまったようだ。
     善幸は、この〝衝立て事件〟後、美乃里の心の変化を感じた。固くガードしていた固有の秘密を知られてしまい観念したというか、覗かれて困るようなことは何も無くなったという開き直りの強さというか、そんなものが会話の中の眉目から感じ取れるのだ。それからというもの、二人は衝立てを取っ払った間柄になっていった。
     
     今日、美乃里が、背後から「善くーん」と声を掛けてきた。初めての呼び方だった。なぜ〝君〟付けなのか善幸にはわからなかったが、アパートに帰り、膝を抱えて湯船に浸かって考えていたら、〝観念と開き直り〟との相関関係があるんじゃないか、それとも一方的に判断されてしまった上下関係なのだろうかと思いあぐねる。   
     しかし、日々「善くーんっ」と呼ばれるにつれ、善幸としても、どこか心地よく感じはじめる。次第にその響きは数人しかいない店内に馴染んでいった。

  • >>38877

    〖教え子のブンちゃん〗ー76

     ちらっと目線をスクリーンに向ける。と、左側の衝立てに掛けてある着物が若干揺れている。これはいつものことで心配はいらなかった。美乃里は、帯も着物も同じ衝立てに掛けていた。もう一つの方の右側の衝立てには何も掛かってはいない。つまり、シルエットを邪魔するものは一切無いということだ。照明は、大切な役割を果たしていた。着替えている彼女の背後の壁に掛かっている和風のブラケット。店内の照明が暗めなだけに、この灯りのお蔭で、脱いでいく行程が生々しく映し出されていく。
     準備が整ったようだ。屈んだ姿勢になった。頭部だけがみえる。布が擦れる音……だと思う。聞こえてこない音が耳障りだった。
     突然、パーンッ、バーンッ、二度ほど何かを引っぱたくような音がした。ドキッとする善幸。二枚の衝立てが倒れたのだ。倒れる瞬間は見ていなかった。半分下敷きになっている着物と帯。
     善幸は、そのうち間違いなく倒すだろうな、とは思っていた。遂に、その日がやってきてしまったのだ。親方にとっては気にするほどの音ではなかったようだ。椅子でも倒したのだろうと思い、仕事を続けていた。
     倒してしまった原因は、衝立てを壁側へ引き寄せすぎていたのだ。壁と衝立ての間が狭すぎて、ゴソゴソと脱いでいるうちに、肘や尻が当たって衝立てが倒れてしまったのだろう。心配はいらない。器を割った訳ではないし、美乃里が怪我をした訳でもないのだから。
     善幸は、着替え時のタイミングを計って大根の桂剥きを始めた訳ではない。大根を、和紙より透けるように剥きたいと思っていただけだった、と思い込む。
     倒れた時、足袋は履き終わっていた。美乃里は、裸に上下の下着を身につけた格好で、背中を丸くし、両手で胸を押さえている。〝何でもない普通の女の子〟の露わな姿が、善幸の目に飛び込んできてしまった。彼女は、早く衝立てを起こさなくてはならなかった。酒井のおばちゃんがいたら「あらら、まあ……」などと言い、真っ先に起こしてくれただろう。しかし、おばちゃんはまだ来ていない。店で遅い昼食をとった後、一旦自宅に帰り、また六時になると来ることになっていた。救いなのは、通行人からは見えない小上がりで着替えていたことだった。

  • >>38876

    〖教え子のブンちゃん〗ー75

     善幸は、親方との間に〝別な衝立て〟を立てると、手元のスピードを緩めた。肝心な方の衝立ての和紙は薄そうで、しかし、奥行きを感じさせるほど薄くはない。まあ、細かいことはどうでもいいのだが、その衝立ては、美乃里のお着替えを善幸の位置から横目で見れるスクリーンと化し、姿態をシルエットで上映している。これには善幸もお手上げだった。一日二回の上映に誰が耐えられよう。頭の中では、深夜のテレビ番組、いや、それよりも、高校の頃、友だちと二人で、マスクにキャップを目深にかぶった格好で初めて見に行った浅草のストリップ劇場を想起させた。

      男友達と二人、劇場に向かって歩道を歩いていると、見えてきた垂れ幕【あの、ドッ  キンコをもう一度あなた様に……】は、一瞬、大人の恋愛映画か? と思わせ、一見心  地よい響きに聞こえてしまう。がしかし、将来的に大人向けの芸術は徐々に理解してい  かなくてはならないし、世の中的にも必要不可欠であるだろうし……。などと考えて  いたら、そのギャップに眩暈がしてきてしまった。
      高校生である自分たち二人にとって、そのキャッチフレーズは余りにも丁寧過ぎ   て入りづらくもあった。一旦、煌びやかな入口を通り過ぎ、次の信号で反対側の歩道  へ渡るとUターンし、再び信号を渡った。薄くなった人通りを見計らって流れに沿い二  人は無言で歩いている。迫ってくる垂れ幕……。何度も通り過ぎてしまうようなへまは   したくない。相棒に目で合図を送ると、スッと入口へ――。二人の姿は吸い込まれて  いった。

     善幸は、〝何でもない普通の女の子〟が衝立てに隠れると、なんとストリッパーへ変身してしまうことをこの時知った。因みに、酒井のおばちゃんは、雨の日以外は家で着物に着替えてから店にやって来る。
     ある日のことだった。いつものように、美乃里は二つの衝立てを手前に引き寄せ、ガードを固めていた。
     善幸は、上映中のスクリーンを見やすくするためには、目線を水平に保つ必要があった。そこで、いつもより大根を高めに持ち上げた体勢で桂剥きをすることにした。

  • >>38875

    〖教え子のブンちゃん〗ー74

     求人広告を見て面接に来た時の美乃里の第一印象は、〝何でもない普通の女の子〟だったのだが、ひと月を過ぎた頃から〝ちょっと気になる普通の女の子〟に変わった。この普通が取れないのは仕方がない。それでもこの三ヶ月間で、美乃里のことがえらく気になりはじめたのは確かだ。その大きな切っ掛けとなったのが〝衝立て事件〟だった。
     美乃里は、学校が終わると、家に寄らず直接店に向かう。店に来て最初にすることは、厨房からギリギリ覗ける位置の小上がり席で、勿論誰にも見えないように二つの衝立てを引き寄せて、接客用の着物に着替えることだった。着替えている小上がりは、通行人からは袖壁があるから見えない。親方の立ち位置からでも見えなかった。この二枚の衝立ては、主に善幸の目線防止用といってよかった。はじめは、これといって気に留めることはなかった。
     美乃里は、先ず桜をイメージさせる撫子色の着物と藍色の帯をバサッと衝立てに掛ける。衝立ては、その重さで数秒間グラグラと揺れた。それからのお着替えとなるわけだ。お着替えは一日に二回。これまで、善幸はその光景を見過ごしてきたのだが、ひと月が経つと次第に〝見透かす〟に変わっていった。その理由は……考えても分からなかった。もしかして、あの頃くぐった〝浅草界隈〟で身に付けてしまった特殊な眼力の所為なのだろうか。
     善幸が特別にスケベなわけではない。いや、寧ろスケベをロープでギューッと縛り上げるとベランダに吊るし、缶ビールを片手に睨みつけながらじっと我慢している、そう〝武士は食わねど高楊枝〟的タイプの男だった。でも、その〝衝立て事件〟があった日以来、そんな我慢は何の意味もないことに気づいてしまったのだ。
     それは、和風の衝立てがいけなかった。濡れたら透けそうな和紙……。人差し指をなめて穴を開けて覗きこむ〝あの好奇心の塊だった思春期のイメージ〟が、善幸の頭をよぎった。
     善幸は、段取りとして、今刻んでおかなくてはならない白菜とキャベツがあったのだが、そんなことはどうでもよく、今は刻んでいる振りをしようと決めた。

  • >>38874

    〖教え子のブンちゃん〗ー73

    「月曜日が休みだからさ、友だちを誘うことも出来ないしな。それに、気軽に誘えるような友だちもいないし。あれ、俺って友だちいるのかな?」
     溜息をついた善幸を見て、美乃里が本気で笑っている。善幸は気にならなかった。
    「じゃあさ、可哀相だから、あたし再来週の月曜日付き合ってあげるよ。その代わり美味しいご飯ご馳走してね?」
    「別にいいよ。〝可哀相〟だけ余計だけどな」
     普段、こんな会話をしたことがない二人だった。何とも、思い掛けない話がいとも簡単に纏まってしまった。善幸は、美乃里と別れた後、とてもいい気分になり、遠回りにはなるが、コンビニに寄って缶ビール三本とスナック菓子を買って帰ることにした。
     二階建てのアパートの二○一号室。風呂上がりに窓を開け空を見る。星が見えるような見えないような……。瞬く間に冷えてくる身体にビールを流し込んでやった。
     善幸の朝昼晩の食事代は、親方が出しているのと一緒だった。毎日のように旬の刺身が出るし、帰りに持たされる酒井のおばちゃんの弁当も美味しかった。最近、酒井のおばちゃんに「善くん、太ったんじゃない?」と言われたことがある。そう言われると、普段体重など量りはしないけれど、近頃ズボンがキツくなったなあ、と感じていた。もしかしたら、これまでの人生の中で、今が一番良い食生活をしているんじゃないか、きっとそのせいだろうと思った。
     他にも気づいたことがあった。それは、一人住まいのアパート代を払えば、他にほとんど金はかからないということ。新聞はとってないし、店で働く時間が長いので寝るだけの部屋になっていたのだ。そのため光熱費も以前と比べ半分以下だった。ちゃぶ台の上にある給料袋の中身を引っ張り出し調べてみると、三十枚以上の万札が窮屈そうに出てきた。それを見て、善幸は驚いた。金を貯めるつもりもないのに、いつの間にか貯まっているからだ。苦労もせず得た金のよう……。この時、今まで感じたことのない満足感を覚えた。
     店の給料は、これまで勤めていた会社の給料と比較すれば二割くらい安い。けれど、食事付きで親方も酒井のおばちゃんも良い人だし、仕事環境は家族的な温かみに包まれていて不満は何もなかった。この店で働く前は、給料をもらえば全部使ってしまっていた。

  • >>38873

    〖教え子のブンちゃん〗ー72

     親方を先に追い出した後、いつものように三人揃って店を出る。店の前に並べた自転車三台が、酒井のおばちゃんを先頭に美乃里、善幸と縦列で走り出す。途中、酒井のおばちゃんが「お疲れさまあ~、二人とも気を付けて帰ってねえ」と二人に声を掛けると、ガード下を潜り、線路の反対側の上り坂の途中から自転車を押して行く。それを二人は見送ってから、今度は善幸が先頭となり、美乃里がピッタリと追従して行く。信号で止まる度に善幸は振り返る。美乃里が従いて来ているかが気掛かりだからだ。
     そして、美乃里の家へ向かう脇道まで来ると、彼女が別れ際に、
    「お疲れさま」
     善幸が、
    「じゃあね」
     善幸が走り出そうとすると、
    「ちょっと……」
     美乃里が呼び止めた。
    「なに?」善幸が振り向く。
    「再来週の月曜日、学校の授業がお休みなんだあ……」
    「ふーん、で?」
     善幸は、そもそも口数が少ない方なので、人と話をする時、このような不用意な言葉を発してしまい会話が途切れてしまうことがよくある。相手に不快感を与えてしまうのだ。愛想のない返事をされた美乃里は困った顔をしている。でも、善幸とこの三ヶ月間一緒に働いてきたので、善幸の性格も分かってきたし、相手に戸惑いを与える彼との会話には慣れっこになってしまったようだ。
    めげることもなく、美乃里は話し続けた。
    「休みの日って何してるの?」
     月曜日は、店も休みだった。
    「別に……。部屋でゴロゴロしてるよ。最近、外をぶらついて、気になる店があれば入って食べたりすることがあるかな」
    「気になる店? どんな店が気になるのか、あたしも気になるなあ……。どの辺行くの?」
    「まあ、新宿とか銀座とかだけど」
    「へえ、銀座に行くんだ?」
    「店には〝一見さんお断り〟なんて書いてないからな」
     善幸と銀座が余りにも不似合いで、美乃里は苦笑している。
    「善くん一人で?」
     美乃里は、あの日の〝衝立て事件〟を切っ掛けに、二歳年上の善幸のことを「善くん」と呼ぶようになっていた。彼女にとっては、二年という歳の差をイコール以下にしてしまうほどの事件だったみたいだ。

  • >>38872

    〖教え子のブンちゃん〗ー71

     酒井のおばちゃんと美乃里は、板前が辞めていってから親方の健康状態や店の売り上げのことを考え、今まで以上に一生懸働いてくれていた。親方は、二人が勝手にやってしまうことに何も口出しはしない。阿吽の呼吸というやつなのか。仲の良い家族が苦難を乗り越えようとしている姿に見えた。
     二十三時閉店。美乃里は、暖簾を外し、それをレジ台に置くと客席に置いてある〝備え〟の醤油、塩、紙ナプキン、爪楊枝を一箇所に集めはじめる。補充と容器の汚れ落としは、明日の早朝にやることになっていた。酒井のおばちゃんと手分けし食器類を片付け、最後に店内を掃除して一日の仕事が終わる。厨房内の片付けは親方と善幸の担当だった。
     親方は、【和食処 悠の里】の店を開業した同時期に上階のマンションを借りた。朝が早いので時間を無駄にしないためだと言っていた。
     高齢となった今では、別の意味で救いとなっている。それは、ほとんど歩かないで自分の部屋へ戻ることが出来るということ。その安心感もあってか、親方は、これまで働いていた板前が全員辞めてから、片付けが終わっても自分の部屋へは戻らず、一人店に残って飲んでいるうちに寝てしまうことが間々あった。それを心配して、酒井のおばちゃんは、親方を先に部屋へ戻ったことを確認してから帰ることにしている。「親方、飲むんだったら、自分の部屋に戻って飲まなきゃダメ! 風邪ひくから。それから、飲み過ぎもダメだからね、分かった?」おばちゃんは、キンキンする声で注意を促した。親方は、おばちゃんが余り物でこさえた弁当を持たされ、渋々店から出ていく。これが一日の締め括りであり、日課となっていた。
     酒井のおばちゃんは、生魚に限らず鮮度が保てないと思った食材を煮たり焼いたりと家庭料理の域で調理し、弁当にして美乃里や善幸にも持たせてくれた。多分、そうしてやってくれと、親方から頼まれていたのではないだろうか。

  • >>38871

    〖教え子のブンちゃん〗ー70

     親方は、あっという間に鰹を三枚に下ろすと、更に腹と背に割き、並べられた四つの柵を見ている。(エッ、あんなにデカかった鰹が、これっぽっちしか残らないの!)と善幸は驚愕してしまった。親方の後ろには、発泡スチロールの箱に一本ずつ氷でまぶされ入っている鰹が十箱ほど積まれている。箱にはマジックで六~七キログラムの数値が書かれてあった。まるで、鮮度が落ちては売り物にはならないとばかりに、親方は刺身包丁に持ち替えて、刺し身を引いていく――。何故か、尾っぽに近い身は大きく残している。なぜなら、我々四人の賄い用として使用するためだった。親方は、毎日皆の賄い分を考えながら魚を下ろしていたのだろう。賄い料理は酒井のおばちゃんの担当だった。
     盛り付けの段階に入ると、親方は、切り身の厚さとボリュームを極力揃え、大根の真っ白なツマでふわっと切り身を浮かせ、脂のノリの良さを見せびらかす二通りの盛りつけ方で仕上げた。
     この鰹で何人前出来るのだろうか、と手捌きを盗み見していたら、たったの十二人前だった。それに【悠の膳】は刺し身がメインではあるが、それだけではなかった。
     善幸は、出来上がったばかりの三人前の〝善〟を目の当たりにすると、その見栄え、品数、そして手間を考えれば、二千四百円の設定は決して高くはないと思い直した。 
     お品書きに新メニューの【悠の膳】を追加してからというもの、次第に年配のお客さんが増えはじめた。しかし、地元の家族連れはあまりこなかった。周辺は住宅地なので家族連れを取り込んでいかないと、客席回転数は上がっていかない。善幸は、椎茸に飾り切りを施しながら、先々の客の入りを気にしていた。   
     三ヶ月が過ぎた。
     親方は、魚を捌きながら、並びで善幸が桂剥きした大根をリズミカルに千切りする音を聞いている。偶に善幸の手先をちらっと見る。短期間でツマをこれだけ上手に作れるようになったのかあ……。面接の際に感じた(素直で手先が器用そうな子だなあ)という印象は間違っていなかったと思っているのだろう。満足気な表情を浮かべていた。

  • >>38870

    〖教え子のブンちゃん〗ー69

     板前たちは、自分たちが辞めた後、親方が困らないように鮮魚以外の下拵えを酒井のおばちゃんと美乃里で出来るようにと、覚えさせてから辞めていったみたいだ。そのお蔭で、善幸さえしくじらなければ、作業はスムーズに運んでいった。 
     だが、親方と突然飛び込んできた素人の善幸では、これまでのような多種の魚介の下処理はとてもできない。仕方なく、親方は寿司ネタを二分の一に減らした。それでも、季節の移ろいを感じさせる料理をお客さんに味わってもらおうと考えていた。どうやら、親方は、お品書きを一変させるつもりらしい。
     その考えた〝善〟とは、四季折々の旬を活かした魚介を定めると、刺し身をメインにした、煮付け又は焼き物、更に、揚げ物又は蒸し物と、選択の幅を広げたメニュー構成になっていた。味覚を刺激させるための味の多様さを組み入れたのだ。そして、其々に葉菜と根菜で彩りを添え、椀と酢の物で品数を整え、最終的に、板前の手心をも感じ取ってもらえる膳に仕立てあげた。
     お品書きに記されている「煮付け又は焼き物と揚げ物又は蒸し物」の二つもある選択が定まらず、暫く迷っている客が見受けられた。
     親方が考えたこの和食の膳は、所謂ラーメンライスやそばかうどんにおにぎりといった同じ炭水化物の組み合わせ〝大阪の粉もん文化〟の魚版と思われてしまうかもしれない。しかしながら、同じ魚でも、料理方法を変えれば、視覚も味覚も変えることが出来てしまうのだ。そこは板前の腕の見せ所でもある。よく和食のメニューにある「・・・づくし」、そのパクリだと言われればそうかもしれないが、そこは、親方の引き出しの多さで勝負といったところか。
     また、経営上の面では、これなら同じ魚種をこれまでよりドーンと仕入れられるし、その分、単価が下がるので安くお客さんに提供することができる。
     善幸は、新たに考えたこのメニュー「悠の膳」を二千四百円に設定したと聞かされて、高いんじゃないかな、と思ってしまった。
     ある日、善幸は、親方が丸々と太った鰹を捌いているのを見ていたら、見惚れてしまった。なんとも、その包丁捌きがカッコ良かったのだ。

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