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(株)ジーエヌアイグループ【2160】の掲示板 〜2015/04/28

>>258045

>ロシュは2010年に既にダノプレビルの権利を取得済やw


そのとおり。

しかし、もしITMNを買収しなければ、ロシュは巨額のロイヤルティをITMNに支払うことになる。
買収してしまえば、利益はまるまるロシュのもの。

一歩譲って、8650億円の価値が100%ピルフェニドンによるものと仮定しよう。

それでも、GNIはITMNに勝目はない。


ITMNのピルフェニドン(Esbriet)はアメリカとEU(+カナダ)を抑えている。

GNIのピルフェニドン(艾思瑞)は中国オンリー(他にAFT関連の売上期待できるも、市場規模少)。

世界の医薬品市場でのシェアは(アメリカ+EU)で64%(2011年実績)と圧倒的。
中国は最近急速にシェアを伸ばしているが、推定で10%強。

国民一人あたりの年間所得(2013年度)は、
アメリカ 53100 US$
日本 38500 US$
中国  6750 US$(約68万円)

アメリカ人、EU人は相対的に裕福なので、IPF患者はピルフェニドン(Esbriet)の費用を賄える(ただし、保険制度は各国マチマチ)。

ピルフェニドン(艾思瑞)は1錠251円。IPF患者は、副作用が強く出ない限り、これを1日18錠服用。
年間251x18x365 = 165 万円
(GNIのIPF P2治験では1日18錠飲んで、承認ライン ギリギリの有効性が出た)

中国人の多くは、たとえIPFと診断されても、艾思瑞を処方されても、ない袖はふれない。
人口だけ多くても、艾思瑞の売上予測は困難。
(早く保険適用になって欲しい)

よって、Esbritと艾思瑞の価値は比較にならない。
すなわち、ITMNとGNIの企業価値は比較にならない。

F351によってGNIの価値が上がる可能性がある。ただし、それはP2治験でヒトに対する著効性を証明してからの話。
治験はまだ始まってもいない。

F351の著効が証明されない限り、その導出話はない。  
ましてや買収話なんか。

8650億円の話はこの辺でヤンペにした方がいい。

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必ずしも、ホルダー = お花畑 ではないことを知るべし。