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(株)CAICA DIGITAL【2315】の掲示板 2017/11/21〜2017/11/29

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tos***** 強く買いたい 2017年11月25日 17:37

■「日本の金庫番」たる、資産管理特化型信託銀行

「日本トラスティ・サービス信託銀行」「日本マスタートラスト信託銀行」「資産管理サービス信託銀行」は、四季報で出会いやすい。一見して事業内容を理解できそうにない3行の正体は、資産管理業務に特化した信託銀行だ。

より具体的には信託銀行は年金・投資信託などの運用を委託され、ファンドの有価証券の保管・管理業務などを請け負っている。日本トラスティが管理している信託財産は240兆円で、うち株式保有は54兆円。日本マスタートラストは190兆円で、うち株式は24兆円。資産管理サービスの信託財産は141兆円だ。巨額な資産を管理している。いわば日本の金庫番だ。

■トヨタの筆頭株主も日本トラスティ

試しに、日本で一番時価総額が大きいトヨタ <7203> の大株主(2016年3月末時点)をチェックしてみよう。筆頭株主は、日本トラスティで約10.74%保有している。保有株数は3億5861万株。時価にして2兆円だ。続いて第2位の大株主に豊田自動織機が入った後、3位の日本マスタートラストが約4.46%、9位の資産管理サービスは約1.91%保有している。

四季報などを眺めてみるとほとんどの大型株には3行が大株主として入っている。なぜ3行の名前を大株主に見かけたら要チェックなのだろうか?

■3行の後ろに控える大口顧客とは?

年金や投資信託が、運用や管理を資産管理専門銀行に委託するメリットは、管理コストを下げるというだけでなく、実質的な株の買い手の匿名性を保つという役割も果たしている。

もしGPIFが管理会社を使わずに株を買い、5%ルールなどの大量保有報告書で、同社が買っていることがわかれば、提灯買いがつくことは必死だ。それこそ市場の公平性を欠く可能性があり、年金資金の運用成績にも悪い影響を与える可能性がある。

資産管理専門銀行はあくまで委託を受けたものなので、そのバックに実質的な株主が存在する。すでに話が読めた読者も多いと思うが、資産管理専門銀行にとって最大の顧客は、GPIFなど公的資金・準公的資金を運用している通称「クジラ」なのだ。
■年金基金は中長期の息の長い投資をする

GPIFは日本の公的年金のうち、厚生年金と国民年金の約140兆円を運用する世界一の機関投資家だ。クジラとは、公的資金のGPIFの他に、準公的資金と言われる約30兆円の3共済年金、約300兆円のゆうちょ銀行とかんぽ生命の日本郵政系の資産、そしてETFを年間3.3兆円買っている日銀の資産をあわせた総称だ。

GPIFの資産140兆円のうち、株の比率が23%程度で約30兆円。3共済の株式の比率はGPIFに準じている。郵政系資産は株の比率はまだまだ低く、民営化とともに株式比率を上げてくる可能性がある。

GPIFは長期の分散投資として、株や債券のアセットアロケーションを決めている。したがって、基本的には株が大きく下げたときに買い、大きく上がった時に売り、リバランスをする投資スタイルだ。株式市場が大きく下げたときは外国人の大口の売りに対して信託銀行の買い手口が目立つのは、クジラの手口が信託銀行にでるためだ。

 新興市場など中小型株で資産管理専門銀行の名義がある時だ。基本的に公的資金は資金が大きいため、パッシブ運用に近い形をとっている。
ただ一部を、アクティブファンドの中小型株でも運用している。小型株に資産管理専門銀行の名義があった場合、公的資金・準公的資金のファンドがアクティブ運用の銘柄として、組み込んでいる可能性があるかもしれない。

たとえば、マザーズのサイバーダイン <7999> は、マザーズ銘柄でありながら、時価総額が約2874億円もある銘柄だ。決して、日銀が買うETFに組み込まれた銘柄ではない。しかし、2016年3月末時点で日本トラスティが4.24%で第3位の大株主だ。もちろん実質株主は不明だが、大手年金か大手投信の可能性が強いだろう。

売り方がボロ株 糞株と大絶倒している、株式会社カイカの大株主に 日本トラスティ信託銀行がいるのだろうか?

(株)CAICA DIGITAL【2315】 ■「日本の金庫番」たる、資産管理特化型信託銀行  「日本トラスティ・サービス信託銀行」「日本マスタートラスト信託銀行」「資産管理サービス信託銀行」は、四季報で出会いやすい。一見して事業内容を理解できそうにない3行の正体は、資産管理業務に特化した信託銀行だ。  より具体的には信託銀行は年金・投資信託などの運用を委託され、ファンドの有価証券の保管・管理業務などを請け負っている。日本トラスティが管理している信託財産は240兆円で、うち株式保有は54兆円。日本マスタートラストは190兆円で、うち株式は24兆円。資産管理サービスの信託財産は141兆円だ。巨額な資産を管理している。いわば日本の金庫番だ。  ■トヨタの筆頭株主も日本トラスティ  試しに、日本で一番時価総額が大きいトヨタ <7203> の大株主(2016年3月末時点)をチェックしてみよう。筆頭株主は、日本トラスティで約10.74%保有している。保有株数は3億5861万株。時価にして2兆円だ。続いて第2位の大株主に豊田自動織機が入った後、3位の日本マスタートラストが約4.46%、9位の資産管理サービスは約1.91%保有している。  四季報などを眺めてみるとほとんどの大型株には3行が大株主として入っている。なぜ3行の名前を大株主に見かけたら要チェックなのだろうか?  ■3行の後ろに控える大口顧客とは?  年金や投資信託が、運用や管理を資産管理専門銀行に委託するメリットは、管理コストを下げるというだけでなく、実質的な株の買い手の匿名性を保つという役割も果たしている。  もしGPIFが管理会社を使わずに株を買い、5%ルールなどの大量保有報告書で、同社が買っていることがわかれば、提灯買いがつくことは必死だ。それこそ市場の公平性を欠く可能性があり、年金資金の運用成績にも悪い影響を与える可能性がある。  資産管理専門銀行はあくまで委託を受けたものなので、そのバックに実質的な株主が存在する。すでに話が読めた読者も多いと思うが、資産管理専門銀行にとって最大の顧客は、GPIFなど公的資金・準公的資金を運用している通称「クジラ」なのだ。 ■年金基金は中長期の息の長い投資をする  GPIFは日本の公的年金のうち、厚生年金と国民年金の約140兆円を運用する世界一の機関投資家だ。クジラとは、公的資金のGPIFの他に、準公的資金と言われる約30兆円の3共済年金、約300兆円のゆうちょ銀行とかんぽ生命の日本郵政系の資産、そしてETFを年間3.3兆円買っている日銀の資産をあわせた総称だ。  GPIFの資産140兆円のうち、株の比率が23%程度で約30兆円。3共済の株式の比率はGPIFに準じている。郵政系資産は株の比率はまだまだ低く、民営化とともに株式比率を上げてくる可能性がある。  GPIFは長期の分散投資として、株や債券のアセットアロケーションを決めている。したがって、基本的には株が大きく下げたときに買い、大きく上がった時に売り、リバランスをする投資スタイルだ。株式市場が大きく下げたときは外国人の大口の売りに対して信託銀行の買い手口が目立つのは、クジラの手口が信託銀行にでるためだ。   新興市場など中小型株で資産管理専門銀行の名義がある時だ。基本的に公的資金は資金が大きいため、パッシブ運用に近い形をとっている。 ただ一部を、アクティブファンドの中小型株でも運用している。小型株に資産管理専門銀行の名義があった場合、公的資金・準公的資金のファンドがアクティブ運用の銘柄として、組み込んでいる可能性があるかもしれない。  たとえば、マザーズのサイバーダイン <7999> は、マザーズ銘柄でありながら、時価総額が約2874億円もある銘柄だ。決して、日銀が買うETFに組み込まれた銘柄ではない。しかし、2016年3月末時点で日本トラスティが4.24%で第3位の大株主だ。もちろん実質株主は不明だが、大手年金か大手投信の可能性が強いだろう。  売り方がボロ株 糞株と大絶倒している、株式会社カイカの大株主に 日本トラスティ信託銀行がいるのだろうか?