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(株)メディネット【2370】の掲示板 2017/05/16〜2017/06/10

豊見城中央病院など、再生医療の臨床研究

 豊見城中央病院(沖縄県豊見城市)と中頭病院(沖縄市)は25日、東京女子医大と早期食道がんの患者向けに、再生医療治療の臨床研究を始めると発表した。がん切除の手術後に食べ物が喉や食道につかえる食道狭窄(きょうさく)の合併症が起きた際、東京女子医大が開発した細胞シートを使って食道狭窄の再発を防ぐ。

 再生医療技術で食道の再狭窄を予防する研究は、世界でも先例になるという。

 両病院は今後1年で計6例の臨床研究を予定。どちらかで症例が出れば、すぐに最初の治療を行う。豊見城中央病院によると国内の早期食道がん患者数は年間約8000人。うち手術後に食道狭窄を起こす可能性があるのは3000人程度という。

 細胞シート工学は東京女子医大が開発した再生医療技術で、心臓や角膜、軟骨などの疾患への臨床応用が進む。豊見城中央病院は2年前に東京女子医大と友好連携協定を結び、細胞シートの技術移転に取り組んできた。