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(株)アイロムグループ【2372】の掲示板 2018/02/24〜2018/03/07

日経より ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO27707550V00C18A3000000/
京大と広島大 iPS細胞、狙って編集 新手法を開発
2018/3/5 19:00

 京都大のウォルツェン・クヌート准教授と広島大の山本卓教授らは、遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」の技術を、iPS細胞に正確に適用する新たな手法を開発した。DNA上の塩基一つの違いというわずかな変化を簡単に作り出せる。一塩基の違いで発症する遺伝性疾患などの治療法開発に役立つと期待されている。

 DNA配列のうち1個の塩基が通常の人と異なる「一塩基多型」は、病気の原因になることがある。様々な細胞に育つiPS細胞で一塩基多型を正確に再現できれば、病気の細胞を作って、治療法を探す研究に活用できる。

 研究チームはDNAが切断されたときに、細胞が切断部位をつなぎ合わせる手法を応用した。ゲノム編集でDNAの特定の場所を切断し、修復する際に塩基の違うDNAがつながるようにした。実験では、一塩基多型が原因で体内に尿酸がたまりやすくなる先天性の病気の細胞を、iPS細胞から作製できた。

 従来もゲノム編集技術で一塩基多型を起こすことは可能だったが、技術的に難しく、狙った場所以外にも変化が起こるなどの問題があったという。