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JT【2914】の掲示板 2018/02/24〜2018/02/27

>>661

>癌患者増加の最大要因は平均年齢の向上です。

それは間違い

IARCの統計では、ガンは数十年前までは西欧化した国の問題でしたが、いまや平均寿命の短い発展途上国を含めた世界全体の問題となっています。そして、先進国では20歳代や30歳代でガンになる人も増えています。これは、従来の「寿命の延長=ガンの発生率の上昇」では説明がつきません。

骨のガンである骨肉腫などは若年層に多いのですが、これも古代のミイラの骨からは発見できません。かりにガンが寿命のみに関係しているのであれば、若い人に起こるガンがなぜ現代にだけ起こるのか説明がつきません。

 さらに、デヴィット教授らの研究では、恐竜時代までのヒトと動物の遺物について実施された過去の医学的調査の結果も検討しています。その結果、動物の化石や、人間以外の霊長類や初期人類にガンの痕跡が発見されることは極めてまれでした。動物の化石では数十件にガンのような組織が見つかっていますが、その多くも本当にガンであるかどうか議論のさなかにあります。また、ヒト 乳ガンなどに対して手術がおこなわれたという記述が現れるのは17世紀に入ってからで、200年前にようやく、典型的なガンが医学文献で初めて報告されることになります。たとえば、煙突掃除人の陰嚢ガンは1775年、かぎタバコ使用者の鼻腔ガンは1761年、ホジキン病(リンパ腫の一種)は1832年に初めて報告されています。このように、ガンの症例報告が出てくるのは産業革命が起こった18世紀後半以降なのです。