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JT【2914】の掲示板 2018/02/24〜2018/02/27

>>676

癌の原因は大体わかっていますから:

男女の胃がんと女性の子宮がん死亡の減少は著しい。ある方は、医療技術の進歩によってがんが早期に発見され(集団検診)、治療技術(手術、放射線、抗がん剤)が向上したからだというだろう。そうではない。

なんでこんなことが言えるかというと、強固な状況証拠があるからだ。アメリカでもかつて胃がんが多かった。第二次世界大戦前のアメリカ人男性のがん死亡1位は胃がんであったし、女性の1位と2位は子宮頚部がんと胃がんであった。それが過去50年間に著しく減少した。胃がんも子宮がんも1930年ごろ(有効な手術法もなかったし、抗がん剤も開発されていなかった)から急速に減少し始めた(要文献)。

胃がんが減った最大の要因は輸送手段の進歩と冷蔵庫の普及によって新鮮な食物がいつでも手に入るようになったからである。

また、子宮頚部がんの減少はシャワーの普及によって全身くまなく手指で洗えるようになったからである。


日本でもアメリカにやや遅れて胃がんと子宮がんの減少が始まった。しかし、アメリカでは昔から大腸・結腸がん(男女とも)、前立腺がん(男性)、乳がん(女性)が多かった。アメリカにおける肺がんは、男性では1945年ごろからほぼ直線的に増加し始めたが、女性で肺がんが急激に増え始めたのは1960年代に入ってからのことである。現在でも肺がんががん死亡のだんとつ1位であることに変わりはないが、近年は増加傾向に歯止めがかかり、最近では減少ぎみである。
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現時点では酒とタバコの二つが癌の原因