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(株)ユーグレナ【2931】の掲示板 2018/08/29〜2018/10/02

>>620

建設仮勘定に計上しているものが、川崎の実証プラント関係のみとは限りません。多気町においても、藻類生産の実証施設を建設中かと思います。プラント発注の支払いは、着工、中間、竣工の3回に分けるのが常識的ですので、1/3が竣工時に払われるとすると、約20億円の現金が必要となります。言い換えると、建仮の中の35億円くらいが、川崎プラントではないかと想像します。会社がこれまで、プラント建設費を建設仮勘定に計上してきたのは、そのプラントが「価値がある資産」という前提ですので、完成すれば、工事中の仮勘定から、設備資産に振り替えられるのが普通の考え方ですが、出来上がったプラントの経済価値がどう考えてもマイナスなので、完成と同時に一挙に償却する(会計的には57億円の損失を計上する)のでしょう。しかし、経済価値が無いことはとっくにわかっている事なので、本来は研究開発費で過去に処理すべきでした。そうしなかったのは、期待で株価を釣り上げている間に出雲社長の株の売却とストックオプションの行使を狙っていたのかと思います。また、一括償却するのは、数年にわたって償却費を出すと、同様に今後の黒字化が見えなくなるので、悪い数字は一発で処理しようという考えです。竣工を遅らせて18/10末に引き渡すのは、既に大きな赤字が確定している18/9期決算を更に悪化させて株価崩壊することを避け、且つ19/9期の第一四半期決算発表は来年の2月ですから、それまでに、更に割高な株の換金を図る時間を稼いでいるのかと思います。有価証券報告書を見て、更におどろいたのは、「のれん」です。昨年9末に12億円であった「のれん」が現在32億円まで膨れています。これは、企業買収にともなうものですが、簿価に対してこれほどのプレミアムを載せなければならないような会社をどんどん買収しているのでしょうか?この会社の実業の規模に対してのれんが大きすぎます。たまたま、ご質問があったので気づきましたが、これもまともな株主であれば、きちんとチェックすべきポイントですね。