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ユニチカ(株)【3103】の掲示板 2018/03/30〜2019/08/06

>>153


豊橋市側が新しい主張展開

ユニチカ訴訟控訴審第1回口頭弁論

2018/06/23



 繊維大手ユニチカ(大阪市)の豊橋事業所跡地売却を巡り豊橋市を相手に起こした住民訴訟控訴審の第1回口頭弁論が22日、名古屋高裁で開かれた。控訴した市側は、返還条項は利用計画のない2万坪の土地のみが対象だったと新しい主張を展開した。

 口頭弁論に先立ち、市と補助参加人のユニチカは控訴理由書を提出。1951(昭和26)年に交わした契約書第12条について「2万坪の使用する見込みがない部分があれば、市に返還することを念頭に設けられたものと解釈できる」と主張。証拠として、66(昭和41)年当時の「市が2万坪の返還を求めた」とするユニチカの社内資料を提出した。その2万坪についても、68(昭和43)年の第2工場建設により返還義務は失効したと主張した。この日の傍聴席は50人近い原告団で満席。公判後の報告会で宮入興一団長は「市民の熱意が裁判所にも伝わる」と、次回公判の傍聴も呼びかけた。

 次回は10月24日午前11時から、同高裁で最も広い1号法廷で開かれる。

 事業所跡地を巡っては、市から無償提供された土地約8万坪を積水ハウスに売却したのは契約に違反するとし、売却代金63億円の損害賠償をユニチカに請求するよう、市を相手に住民130人が提訴。裁判では返還義務の有無が争われ、名古屋地裁は2月、住民側の訴えを認めて市に全額の請求を命じた。市とユニチカは判決を不服とし控訴していた。