ユニチカ(株)【3103】の掲示板 2016/12/29〜2017/06/12

>>571

ユニチカの再建は1年以上、直観的には2年程度の前倒しになりました。これほど早く、確実な企業再生はほとんど例がないと思います。5月の決算発表時に出される新中期3カ年計画（2017年度～2019年度）は、ユニチカの再建の最終プランとなり、名実ともに新生ユニチカのスタートプランになります。

ユニチカ単体の現在の利益剰余金は分かりませんが、前期末と連結から推測すると、今期末の利益剰余金で、JIS向け優先株を償還、消却し、DESに伴う275億円の三菱やみずほ、UFJ信託の優先株の消却については、3年間の期間利益（年間80～90億円程度）と資本剰余金の取り崩しで対応する方針だと思います。資本金額をどうするかなど多くの課題があると思いますが、2018年度末の復配も明確にして欲しいですね。

確かに、事業再建計画で見込んだ減損などの特別損失が100億円ほど下回ったことや、成長に向けた投資資金が45億円ほど下回り、これが純資産を押し上げたなどの要因もありますが、基本は、構造転換を成し遂げ、収益力高まったことです。長谷工やSUMCOの再建と比べても、ユニチカの再生を成し遂げつつある経営陣は大したものだと思います。