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(株)セブン&アイ・ホールディングス【3382】の掲示板 2018/01/25〜2018/04/13

セブン&アイ・ホールディングス(7&iHD)3382.Tの米国展開が関連銘柄のビジネスチャンスにつながりそうだ。7&iHDは19日、北米における中期経営計画を公表。1月に一部店舗を取得した米スノコLPの経営戦略についても明らかにした。

注目を集めたのは、米国で8400店超を展開するコンビニ事業のテコ入れだ。具体的にはファストフードの強化や品ぞろえの拡大、PB(プライベートブランド=自主企画)商品の開発などを挙げたほか、ポイント制の導入などにも触れている。この中では商品開発において、わらべや日洋ホールディングス2918.Tの協力で「日本式の開発体制」を導入する点が注目。わらべや日洋は昨年11月に米テキサス州で現地法人を買収しており、7&iHDとの共同展開に向け体制を整えている。今後は大規模な工場展開などが濃厚とみられる。

わらべや日洋は今2月期の昨年9−11月業績が大幅営業減益に終わり、通期の利益予想を引き下げたことで、株価が急落。年始の3200円台から直近に2400円台まで売り込まれている。ただし、PBR(株価純資産倍率)は直近で1倍前後の水準にあり、今回の新材料をきっかけに、株価評価が一気に高まることも考えられる。

そのほかの7&iHDの関連銘柄では、自販機などを手掛ける富士電機6504.Tに注目。同社は国内のセブン−イレブンにコーヒーマシンを納品しており、セブン−イレブンが米国でも「いれたてコーヒー」の展開に打って出た場合には穴株候補となる。また、総菜を提供するプリマハム2281.Tや、業務用冷凍庫などではホシザキ6465.T、中野冷機6411.Tも関連株として思惑が及びそうだ。

加えて7&iHDグループのセブン銀行8410.Tや、昨年8月に7&iHDの出資を受けた調剤薬局大手のアインホールディングス9627.Tの戦略にも注視しておきたい。なお、米国でガソリンスタンドやスタンド内のファストフード店を展開するスノコLPについては、取得した1000店超のうち950店程度をセブン―イレブンに改装するという。ガソリン小売による収益貢献が期待されるほか、コンビニ店舗網の拡大も魅力となる。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS−EXPRESS ]