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(株)エスイー【3423】の掲示板 2017/09/23〜2019/02/07

最近強いのはシェルターではなくてこういうことかな。

建設資材、東京に需要集中、再開発や五輪工事本格化、求人倍率、地方と開き。
2017/10/29 日本経済新聞 朝刊 7ページ
 首都圏の再開発や東京五輪開催に向けた工事の本格化で、都心に建設資材の需要が集中している。鉄骨用の鋼材在庫の減少幅は全国平均を上回るほか、建設業の有効求人倍率も東京は5倍を超えた。地方の大規模開発案件は少なく、都心との格差が広がっている。
鋼材5%上昇
 ビル建設や五輪競技施設の鉄骨に使うH形鋼の鋼材在庫は今年4月以降、減少が目立つ。新日鉄住金の鋼材を扱う流通業者で組織する団体がまとめた東京地区の在庫量は、8月末は前年同月比15%減った。一方、全国の在庫量は今年度上半期だと1%増~4%減で、東京地区で鋼材の引き合いの強さが目立った。
 出荷地域が限られるため、価格差が出やすい生コンクリートも「一極集中」が進んでいる。東京都心17区が販売地域の東京地区生コンクリート協同組合(東京・中央)の4~9月の出荷は前年同期比26%増。全国の2・3%増を大幅に上回った。
 建設資材の東京地区での需要増は価格にも影響している。
 H形鋼の東京地区の流通価格は10月下旬時点で1トン7万8千円と8月に比べ4千円(5%)上昇。2020年の東京五輪開催まで1000日を切り、関連施設の建設も本格化するなか「8万円台を目指している」(千葉県の鉄骨加工業者)と強気の見方が多い。環状2号線など五輪関連で道路整備が進み、倉庫建設が鋼材需要を押し上げているという。コンクリを固めるのに使う木材ボードも値上がりしている。
(中略)
 SMBC日興証券の丸山義正氏は「東京でこれ以上需要の一極集中が進むと、人手不足などで工事遅延や単価上昇といったひずみが大きくなる可能性がある」と指摘。景況感格差の是正に向けて「需要を見極めた上で、老朽化したインフラの再構築を進めるなどの投資が地方で必要だ」とみている。