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テックファームホールディングス(株)【3625】の掲示板 2016/11/10〜2016/11/15

議員立法の「統合型リゾート(IR)整備推進法案」(カジノ法案)の審議入りを巡って各党の駆け引きが続いている。自民党の推進派議員は、公明党の軟化を受けて今国会での成立に意欲を示すが、民進党は慎重。30日の会期末が迫る中、参院自民党にも「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)承認案や年金制度改革関連法案が最優先。そんなに余裕はない」という声がある。

 自民党と日本維新の会は15日、衆院内閣委員会の理事懇談会で、16日から審議を始めるよう提案。公明党は容認したが、民進党は「審議する環境にない」と反対した。同党の山井和則国対委員長は記者会見で「議員立法は原則、全党一致だ。IRが全党一致とは到底思えない」と述べた。一方、維新の馬場伸幸幹事長は会見で「法案を審議しないのに、どこが提案型政党なのか」と民進党を批判した。

 法案は、国が指定した地域でカジノを合法化する内容。自民、維新両党が観光振興の起爆剤としてIRに期待するのに対し、民進党はギャンブル依存症が増えることを懸念し、与野党の足並みがそろわない。

 16日の審議入りは難しくなったが、自民党は「次は18日の委員会だ」(幹部)と今国会で成立させる構えを変えていない。【加藤明子】