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(株)セルシス【3663】の掲示板 2017/11/23〜2018/01/15

谷口 恒
39分前
CarriRo Deliveryは歩道を使ってラストワンマイルを宅配するロボットです。現状の道路運送車両法ではこのロボットのカテゴリーがなく歩道走行は認められていませんが、認められていないから実験ができないんだと行動を起こさないのは、かつての車の自動運転、自動タクシーの構想を打ち出した時も同じでした。私がすべての責任を取って、どうしたら公道を走れるかを著名な弁護士事務所など調査を行ったうえで、最終判断を行い、実はずいぶん前から実験をしています。茗荷谷、小石川付近の方は住民の方、働いている方、警察官さえもみなさん、ご存知です。安全のために有線ケーブルで引っ張った後方で緊急停止ボタンを持った社員が常に注意深く行っています。通常3-4名の社員が伴走しています。速度に関しては最初は近隣の方の様子を見ながら安全を見て時速2キロからスタートし、この撮影時は時速4キロ強、最近は時速5キロ強で走行しています。すべて自律走行で、信号も、障害物回避も可能です。例えば1㎞のお客様にお寿司を届けるとすると15分くらいですね。

法規制に関しては私の解釈では、歩道を歩行者とともに走行する電動機械としてセニアカー、電動車いすがあるので、その規格にあわせています。速度も時速6㎞まで。また経済産業省が昨年グレイゾーンの解消として宅配業者が使う電動アシスト台車、電動アシストショッピングカードもセニアカーのように歩行者扱いになりましたので、この線も活用できると思っています。この考えで言うと車で言うとレベル3ですね。
明日行う車の遠隔無人走行のように、このロボットも遠隔監視と緊急時の遠隔操縦ができるようになっています。

来週は南相馬市の私有地で日本郵便さんの主催で実証実験を行ってきます。本当は公道で行いたいところでしたが、法規制を問題として野球場で行います。
世界ではイギリス、ドイツ、フランス、スイスやアメリカ、オーストラリアなどでは、これまでなかったロボットなんだから、法律を作って走らせようと決定して、すでに走っています。
日本政府も勇気を出して、決断してほしいです。
東京五輪に間に合わせるためにも来年早々には認可を頂きたい。認可の見通しが未定なものに、ZMPは大きな投資をし続けます。
一日でも早く、許認可を頂けるように、みなさまのご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。